スマホシェア2位でも収益シェアではAppleの断然一強が続く

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調査企業Countepointによると、スマートフォンから得られる利益別シェアで、2022年第2四半期(4月〜6月)もAppleが他社を引き離して一強状態だったことが分かりました。

収益ではAppleが独走状態

スマートフォンの販売台数と収益はイコールではありません。1台から得られる利益が大きければ、他社に販売台数で劣っていても、トータルの収益額で上回ることは可能です。でも利益も大きく、販売台数も多い企業があったなら――それを実現しているのがAppleです。
 
2022年第2四半期において、Appleはスマートフォンの出荷台数でシェアランキング2位(16%)となり、4,650万台のiPhoneを出荷しました。
 
しかし収益シェアで見ると、Appleは40%を上回っており、2位につけるSamsungの約20%を大きく引き離しています。また、XiaomiやOppo、Vivoは出荷台数の割に、上位2社にくらべると利益を上げられていないことも分かります。
 

 
なお、営業利益(Operating Profit)ではAppleが全体の80%を占めており、Samsungを始めとした他社との差は圧倒的です。

営業利益は前年同期比プラスだが

世界スマートフォン市場全体でみると、2022年第2四半期は前年同期比で2%減となったものの、利益は前年同期比6%増の131億ドル(約1兆8,920億円)となりました。
 
ただし、一連の調査を行ったCounterpointは、中国でのロックダウンやインフレ率の上昇、新型コロナ感染症(COVID-19)の影響が数字を押し下げたとみており、前年同期比で増加した利益についても、2021年第2四半期が低かっただけだと分析しています。
 
 
Source:AppleInsider,Counterpoint
(kihachi)

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