イーロン・マスク氏、Twitter株9.2%を取得。株価25%上昇

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Teslaのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、約29億ドル(約3,600億円)を投じてTwitterの株式の9.2%を取得していたことが明らかとなりました。

イーロン・マスク、Twitterの株式を9.2%取得

世界で最も裕福な男性であるマスク氏は、あまり投資しないことで知られています。Amazonのジェフ・ベゾスCEOやMetaのマーク・ザッカーバーグCEOなど億万長者の多くは、1社に集中して投資することがほとんどですが、少なくとも数十億ドル相当の銘柄を分散して保有する傾向もあります。
 
一方でマスク氏は、所有する株式はTeslaのものだけだと主張しています。個人投資もいくつか行っているものの、Space X、Boring Company、Neuralinkなど、投資先は彼が直接関与している企業ばかりです。過去にDeepMindのようなスタートアップ企業に投資したこともありますが、今までは彼のビジネスにおいて、投資が大きな位置を占めることはありませんでした。

これまでの筆頭株主よりも多くの株式を保有

Twitterは現地時間4月4日、新たに米証券取引委員会(SEC)への提出書類を公開し、ある投資家が同社の発行済み株式の5%以上を取得したことを明らかにしました。その投資家とは、他ならぬマスク氏のことです。彼は、Twitterの株式の約9.2%にあたる73,486,938株を取得し、4月1日の終値で換算すると株式の価格は、約29億ドル相当になります。
 
これは、Twitterの共同創業者で最近CEOを退いたジャック・ドーシー氏が保有する同社株よりも多いとのことです。また、これまで筆頭株主であった資産運用会社のThe Vanguard Groupよりもさらに多くの株式を保有したことになります。これを受け、Twitterの株価は米市場の時間外取引で25%も上昇しました。
 
マスク氏は、Twitterが言論の自由から遠ざかっていることを示唆するいくつかのコメントを発表した数日後に、同社への投資を行っています。彼は、新しいソーシャルプラットフォームの立ち上げに携わるかもしれないとしていましたが、代わりに内部から物事を変えようとしているようです。
 


 
マスク氏は、Twitterの株式の10%近くを取得したことで、取締役会の席を獲得し同社で影響力を持つようになる可能性があります。
 
 
Source:Electrek
(m7000)

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