米Apple、子供たちの放課後学習にSwiftでのプログラミング教育の提供を発表

Apple US Computer Science Education Week コンピューターサイエンス教育週間
 
Appleは、コンピューターサイエンス教育週間を記念して、全米の少年少女たちを対象にiPadを活用したプログラミング教育の支援を提供すると発表しました。

放課後にSwiftでプログラミングを学べる

Appleは、2021年のコンピューターサイエンス教育週間を記念して、少年少女たちが放課後にアクティビティの機会を提供する、日本の児童館のような非営利組織Boys & Girls Clubs of Americaと連携したプログラムを発表しました。
 
Boys & Girls Clubs of AmericaでAppleのSwift学習カリキュラム「Everyone Can Code」が利用可能になり、Appleは教育担当者を派遣します。
 

 
今回の発表は、Appleが2020年に、Boys & Girls Clubs of Americaに2,500台のiPadやMacを寄付した取り組みに基づくものです。
 
AppleとBoys & Girls Clubs of Americaの取り組みは、カリフォルニア州シリコンバレーやワシントンD.C.など10地域から開始し、将来的には全米に展開する予定です。
 
なお、AppleとBoys & Girls Clubs of Americaは、人種間平等と正義の実現に向けた取り組みでも提携関係にあります。
 

 

ティム・クックCEO「プログラミングは最も重要な言語のひとつ」

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「プログラミングは世界で最も重要な言語のひとつ」として、今回の取り組みの意義への期待をツイートしています。
 


 

ジャクソン上級副社長「教育は平等を実現する力」

Appleは、少年少女たちが「Everyone Can Code」を通じてプログラミングの基礎を学ぶことで、想像力、アプリ制作やデザインスキルによるコラボレーション、クリティカルシンキング、クリエイティブな問題解決能力を伸ばすことができる、と説明しています。
 

 
Appleのリサ・ジャクソン環境・政策・社会イニシアティブ担当上級副社長は「Appleは、教育は平等を実現する力であり、すべての学習者たちは将来を切り拓くためにプログラミングスキルを身につける機会を持つべきだと考えています」と語っています。
 

 
Appleは2019年に「Everyone Can Code」をリニューアルしたほか、2020年には「Everyone Can Code」を活用した教育を実践する大阪の小学校を紹介した動画も公開しています。
 

 

COBOLを開発したグレース・ホッパー博士を記念して開催

コンピューターサイエンス教育週間は、米国の非営利団体Code.orgが開催する、コンピュータサイエンスを学ぶ機会を拡大するための取り組みです。
 
プログラミング言語COBOLを開発した科学者で米海軍提督のグレース・ホッパー博士の誕生日にあわせて毎年12月に開催されており、2021年の開催期間は12月6日〜12日です。
 
 
Source:Apple, Hour of Code
(hato)

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