初代iPodのプロトタイプ画像が公開、「iPodの父」も本物と認める

初代iPod プロトタイプ
 
20年前に発表された初代iPodプロトタイプ画像が公開されました。巨大な黄色いケースにスイッチ類が取り付けられており、正式発表直前の試作品であることがわかります。「iPodの父」と呼ばれるトニー・ファデル氏も実在したプロトタイプだと認めています。

巨大な黄色いケースに入った初代iPodプロトタイプ

先日、発表から20周年を迎えた初代iPodプロトタイプ画像を、ソフトウェア開発企業Panicが公開しました。
 
黄色いケースには、小さなディスプレイ、ホイールのようなスイッチ、上下左右への移動を示す黒いボタンが並び、接続用ポートがむき出しになっています。
 

 
初代iPodを上に載せて比較すると、サイズの違いがわかります。
 

 

正式発表直前のプロトタイプを示す日付も

ケースを開けると、ディスプレイとスイッチ類以外、ほぼ空洞です。
 

 
ディスプレイの裏側に貼られたシールには、2001年9月3日と、初代iPod発表まで1カ月あまりの段階で制作された、ほぼ最終段階のプロトタイプであることがわかります。
 

 
バグ修正に使われるJTAGポートも確認できます。
 

 

「iPodの父」ファデル氏が本物と認める

初代iPod開発の中心人物で「iPodの父」と呼ばれるトニー・ファデル氏はTwitterで、このプロトタイプが「P68/Dulcimer」と呼ばれていたもので、実際の筐体が準備できるまでの間、機密情報が漏れるのを防ぐために作成したものだと語っています。
 
また、ホイール状のスイッチは、満足のいくものではないものの実際に動作したそうです。
 


 
 
Source:Panic via 9to5Mac
(hato)

 
 

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