フィッシング対策協議会、2回目の10万円給付を装った偽メールに注意するよう呼びかけ

特別給付金 フィッシングメール
 
フィッシング対策協議会は8月24日、2回目の特別定額給付金に関する連絡を装ったフィッシングメールが報告されているとして、緊急情報を発出し注意を呼びかけました。

特別定額給付金の連絡を装う

フィッシング対策協議会が公開したメールの例によると、2020年に1人あたり10万円が支給された、特別定額給付金の「2回目」が実施されるとの虚偽の情報が記載されています。
 
メールには、特別定額給付金の概要や事業費等が記載され、総務省のロゴが使用されるなど、公的機関からの連絡を装う内容となっています。
 
政府が運営するマイナポータルの画像がフィッシングメールに利用されていますが、クリックすると偽サイトに誘導されてしまいます。

個人情報の入力を促す


 
偽サイトは、政府の公式サイトを装っており、オンラインで2回目の特別給付金の受取申請ができると思わせる内容になっています。
 
偽サイトでは、氏名、生年月日、住所、身分証明書の番号、電話番号、カード番号等の個人情報を入力するよう促された上で、キャッシュカード等の画像をアップロードするよう求められます。
 
個人情報を入力してしまうと、犯罪に悪用される可能性もあり、非常に危険です。
 
フィッシング対策協議会は、偽サイトで個人情報等を絶対に入力しないよう注意を呼びかけています。
 
偽サイトのURLは、総務省のサイトを装うためか「soumu」という文字を使用していることが多い模様で、フィッシング対策協議会が公表した偽サイトのURLの例は以下の通りです。
 

  • https://soumui.●●●●.com/
  • https://soumui.●●●●.net/
  • https://soumui.●●●●.shop/
  • https://soumu.●●●●.jp/
  • https://soumu.go.jp.●●●●.com/
  • https://soumu.go.●●●●.com/
  • https://soumu.go.●●●●.shop/
  • https://ousumi.●●●●.shop/
  • http://www.saumna.go-jp.●●●●.com/

 
なお、総務省は2020年10月、特別定額給付金に関する偽メールが報告されていると注意喚起を行っていますが、その後も新たなフィッシングメールが送られていると思われ、今後も警戒が必要です。
 
 
Source:フィッシング対策協議会, 総務省
(seng)

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