iOS14.7にバグ、一部iPhoneでApple Watchのロック解除できず

iOS14.7 Apple Watch バグ
 
Appleが、iOS14.7のバグにより、Touch ID搭載のiPhoneでApple Watchのロックを解除できない問題がある、としてサポートドキュメントを公開しています。この不具合は、近日中のアップデートで解決する見込みです。

Appleがサポートドキュメントを公開

日本時間7月20日未明に公開したiOS14.7にアップデートしたTouch IDを搭載したiPhoneでは、「iPhoneでロックを解除」を有効にしていても、Apple Watchのロックを解除できない問題が発生する、とAppleが発表しています。
 
Appleは、不具合の影響を受けているユーザーに対し、Apple Watchのロック解除にパスコードを使うよう案内し、近日中のアップデートにより問題が解決されると説明しています。
 
なお、Apple Watchに設定したパスコードを忘れてしまったユーザーは、Apple Watchをリセットする必要があります。
 

 

企業などのMDMユーザーは管理者に連絡を

企業などのエンタープライズユーザーで、英数字のパスワードを要求するモバイルデバイス管理(MDM)プロファイルを利用している場合、Apple Watchでは直接パスワードを入力できません。
 
管理者に依頼してパスコード条件を削除してもらったうえで、Apple Watchのペアリングを解除し、消去したうえで、Apple Watchを設定し直す必要があります。

iOS14.7.1が近日中に公開か

米メディアMacRumorsがWebサイトへのアクセスを分析したところ、この数日間でiOS14.7.1のデバイスによるアクセスが確認されていることから、近日中にiOS14.7.1が公開されるだろう、と推測しています。
 
なお、同メディアは現在のところiOS14.8のデバイスからのアクセスは検出できておらず、秋にiOS15の正式版が公開されるまでのアップデートは小規模なものに限られるだろう、とも述べています。

iPhoneもしくはApple Watchから設定可能

iPhoneでApple Watchを解除するには、Apple Watchの「設定」アプリ、もしくはiPhoneの「Watch」アプリの「パスコード」メニューから、「iPhoneでロックを解除」をオン(緑)に設定する必要があります。
 
なお、watchOS7.6も同時に公開されています。
 
 
Source:Apple via MacRumors
(hato)

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