【レビュー】AirTagをフレキシブルに包むDeffの高強度シリコーン製ストラップ

Deff 「STRAP for AirTag」 レビュー
 
Deff(ディーフ)から、AirTag用の高強度シリコーン製ストラップ「STRAP for AirTag」が発売されました。装着感、汚れた時の丸洗い、装着による音量の変化などをチェックしました。レビューには、メーカーから提供いただいた製品を使用しています。

高強度、丸洗いもOKのAirTag用ストラップ

Deffの「STRAP for AirTag」は、4月に発表され、5月中旬の発売が予告されていました。引っ張り強度6キログラムの高強度シリコーン素材を採用しています。表面には防汚コーティング処理が施され、汚れたら丸洗いできるのが特徴です。
 
「ピーチピンク」「チェリーレッド」「オリーブ」「ダークグレイ」「ダークネイビー」「ホワイト」の6色のバリエーションが揃っており、価格は1,381円(税込)です。
 
また、「ホワイト・ピーチピンク・ダークグレイ」の3色パック、「チェリーレッド・オリーブ・ダークネイビー」の3色パックも2,980円(税込)で販売されています。
 

 

さらっとした手触りのマットな素材

「STRAP for AirTag」の6色のうち、「チェリーレッド」「ダークグレイ」「ダークネイビー」「ホワイト」の4色を試してみます。
 

 
表面は、さらっとした手触りで、光沢のないマットな質感です。においは特に感じられません。
 

 
片面がAirTagを取り付けるために穴が空いています。穴の周囲の部分を、AirTagの金属面を囲む段差でカバーする構造です。
 

 
もう片方の面はAirTagをカバーしており、Deffのロゴが入っています。
 

 

AirTagを取り付けてみた

「STRAP for AirTag」のパッケージ裏面には、取り付け方がイラスト入りで解説されています。
 

 
まず、持ち物に「STRAP for AirTag」を取り付けます。ここでは、車の鍵に取り付けています。
 

 
鍵の穴が小さめですが、ストラップ部分を押し込んで、出てきた側を少しずつ引っ張って穴に通すことができました。少し強めに引っ張る時に破損しないかと心配になりましたが、「引っ張り強度6キログラム」を信じてぐいぐい引っ張りました。
 

 
AirTagを取り付ける前なので、柔軟なシリコーン素材を折り曲げて、ループに通して取り付けできました。
 

 
「STRAP for AirTag」の溝に、AirTagを滑り込ませて挿入します。
 

 
AirTagをしっかり包み込むようにフィットさせます。
 

 
鍵に取り付けるストラップ部分が柔軟なので、コンパクトにまとまります。
 

 
以前は、金属製のキーリングを介して鍵をTile Mateを取り付けていましたが、「STRAP for AirTag」のほうがコンパクトにまとまります。
 

 
家の鍵、車の鍵、バッグに取り付けてみました。シリコーン製のストラップが柔軟に曲がるので、バッグの金具などにも簡単に取り付けられます。
 

 

AirTagの音量への影響は?

「STRAP for AirTag」は、AirTagの白い面をカバーする構造となっています。
 
この面は、AirTagのスピーカーが内蔵されている側であり、「STRAP for AirTag」でカバーされることでAirTagのアラーム音にどの程度影響があるのか、検証してみました。
 

 
机の上に置いたAirTag単体、「STRAP for AirTag」装着後のAirTagをそれぞれ、「探す」アプリからサウンドを再生し、Apple Watch Series 5の「ノイズ」で計測しています。以下の数値は、観測できた範囲の最大値です。
 

  • AirTag単体(白い面を上にして計測):77dB
  • AirTag単体(金属面を上にして計測):76dB
  • 「STRAP for AirTag」装着後、カバーされる面を上にして計測:70dB
  • 「STRAP for AirTag」装着後、AirTag露出面を上にして計測:69dB

 
計測の結果、「STRAP for AirTag」を装着した状態だと音量が数dB低下しています。聴き比べた印象でも、音が少し小さく感じられます。
 
AirTagは、iPhone11シリーズ、iPhone12シリーズから探す場合にはiPhoneから細かい位置を検出できるため、実用上の大きな問題はなさそうですが、サウンドを頼りにAirTagを探す場合には、注意したほうが良いかもしれません。

丸一日、持ち歩いて快適さを実感

「STRAP for AirTag」でAirTagを取り付けた家の鍵とカバンを、ズボンのポケットに入れて丸一日、持ち歩いてみました。
 

 
筆者は以前、キーリングを使ってTile Mateを鍵に取り付けており、キーリングのゴツゴツ感が時々、気になっていましたが、「STRAP for AirTag」のシリコーンストラップは柔軟に曲がって、ポケットの中でも余計なスペースを取らないので、気になることがなく、快適に過ごすことができました。
 
なお、「STRAP for AirTag」の取り付け方法説明には「ケースからAirTagが外れ掛かっていないか都度確認するようにしてください」との案内があります。
 
筆者が丸一日持ち歩いた限りでは装着状態に変化はみられませんでしたが、時々確認すると良いでしょう。
 
気になるレベルではありませんが、表面に多少のホコリがついているので、洗ってみました。洗ったら水滴をタオルで拭き取るだけで良く、清潔な状態で使えます。
 

 

使ってわかったメリットと注意点

「STRAP for AirTag」を使ってみて、以下のメリットを感じました。
 

  • 柔軟なストラップにより、キーリングを介さずにAirTagを取り付けられる
  • キーリング不要でコンパクトに取り付けられる
  • 素材の強度が高いので、カバンなどに取り付けても安心
  • 汚れたら気軽に丸洗いできて清潔

 
なお、「STRAP for AirTag」の装着により、AirTagのサウンドが若干小さくなるため、音だけを頼りに探す使い方を検討している方は、その点を頭に入れておくと良いかもしれません。
 
「STRAP for AirTag」は、Deff DIRECT STORE、楽天市場のオフィシャルショップ、Amazonで購入可能です。
 
 
参考:Deff(製品情報), Deff DIRECT STORE, 楽天市場, Amazon
(hato)

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