AirTagは交換可能なボタン電池を使用、刻印は最大4文字可能

Apple AirTag
 
Appleは、紛失防止タグAirTagの詳細な仕様を公表しています。ユーザーが簡単に交換できるCR2032電池で1年間使用できます。IP67等級の防沫・耐水・防塵性能を持ち、注文時に刻印も可能です。

AppleのWebサイトでAR体験可能

現地時間4月20日のイベントでAppleが発表したAirTagのサイズは直径31.9ミリ、厚さ8.00ミリ、重量は11グラムです。
 

 
AppleのWebサイトでは、AirTagを拡張現実(AR)で体験できるコンテンツが公開されており、大きさを擬似体験できます。
 
比較のために、AirPods Proと並べてみました。なお、AirPods Proの長さは30.9ミリで、AirTagの直径のほうが1ミリ大きいです。
 

 

交換可能なコイン型電池で1年以上使用可能

AirTagの電源は、一般的に販売されているコイン型のCR2032電池で、1年間以上使用可能です。
 
交換のタイミングはiPhoneに通知され、ユーザーが自分で簡単に交換できます。

IP67等級の防沫・耐水・防塵性能

AirTagは、IEC規格60529にもとづくIP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)に適合する防沫・耐水・防塵性能を持ちます。
 
ただし、防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的なものではなく、使用によって耐性が低下することがあります。

「正確な場所を見つける」にはiPhone11/12シリーズが対応

AirTagは、iOS14.5以降を搭載したiPhoneおよびiPod touch、iPadOS14.5以降を搭載したiPadの各モデルと組み合わせて利用できます。
 

 
なお、AirTagがiPhoneの近くにある時に、超広帯域(UWB)テクノロジーを使って距離と方向を正確に把握できる「正確な場所を見つける」機能を利用できるのは、iPhone11シリーズ、iPhone12シリーズです。

音を鳴らせるスピーカーを搭載

iPhoneとAirTagは、「探す」アプリから簡単に接続できます。
 

 
AirTagはスピーカーを内蔵しており、「探す」アプリから音を鳴らせるほか、「Hey Siri、お財布を探して」のように声をかけて音を鳴らすこともできます。

プライバシーを守って安全に利用可能

AirTagは、世界中に数億台あるiPhone、iPad、Macの「探す」ネットワーク上のデバイスに安全なBluetooth信号を送信し、信号を受け取ったデバイスがAirTagの場所をiCloudに送信するプロセスを、暗号化された通信を用いて、匿名化された状態で行います。
 

 
誰かのAirTagが持ち物に紛れ込んだ場合には、iPhoneが検知してアラートを表示することで、不要な追跡に使われないよう設計されています。
 
AirTagのアラートは、AirTagが持ち主から離れた時だけ有効になるので、近くにAirTagを持っている人がいても、通知が鳴ることはありません。

刻印は4文字まで

Appleの公式サイトでは、AirTagに31種類の絵文字を含む最大4文字のレーザー刻印が可能です。4個パックを購入すると、4個それぞれに刻印が可能です。
 

 
Appleは、AirTagをカギやバッグに取り付けるのに便利な、各種アクセサリも販売しています
 

 
AirTagは4月23日午後9時から予約注文が開始され、4月30日に発売されます。
 
販売価格は1個3,800円、4個パックで12,800円(ともに税込)です。
 
Appleは、AirTagを紹介する動画も公開しています。
 

 
 
Source:Apple
(hato)

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