KDDIが一部データを香港で管理か、個人情報は対象外の模様

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NHKなどの国内メディアは4月3日、大手キャリアのKDDIが一部ユーザーの携帯電話番号等を香港で管理していることが判明したと報じました。

LINEのデータ管理問題が顕在化

大手企業の顧客データ管理については、LINEが業務委託をしていた中国企業がユーザー情報にアクセス可能となっていたことが問題視され、総務省がLINEによる行政サービスの運用を停止する意向を示すなど、影響が拡大しました。
 
LINEは3月23日、データ管理問題に関する説明会を開催し、中国からのアクセスを遮断するとともに、韓国で保管している一部のトークデータを国内に移転すると表明しています。

KDDIが香港に一部データを保管

NHKによると、KDDIが電話番号等の情報について、米企業を通じて香港国内で管理していることが判明しました。
 
海外ローミングサービスを利用している一部ユーザーの電話番号を香港のサーバーで管理していた模様です。
 
なお、契約者の氏名などの個人情報は含まれていない模様ですが、KDDIは香港の政治状況等を踏まえ、日本等の他の国へのデータ移転を検討する意向だと報じられています。
 
日本経済新聞によると、KDDIは「携帯電話番号だけでは個人情報に該当しないため、違法性は無い」と説明しています。
 
 
Source:NHK, 日本経済新聞
(seng)

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