東急バスとナビタイム、バス車内のリアルタイム混雑情報を案内する実証実験を実施

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東急バスとナビタイムジャパンが、バス車内のリアルタイム混雑情報を案内する実証実験を2021年3月3日から実施すると発表しました。

東急バスの混雑状況をリアルタイムで案内

東急バスとナビタイムジャパンが、2021年3月3日から、東急バス公式サイトの「乗換・時刻表サービス」(PCおよびスマートフォン)、バス停留所のデジタルサイネージ、バス専用ナビゲーションアプリ「バスNAVITIME」にて、バス車内の混雑情報をリアルタイムで案内する実証実験を実施すると発表しました。
 
この実証実験では、バス乗降口の赤外線センサーで乗降人数を計測し、車内の混雑度を3段階で案内します。
 
対象となるバスは、空港連絡バスや高速乗合バスなどを除く、全路線で運行中のバスです。混雑状況が確認できるようになることで、空いているバスを利用するというような活用が可能です。
 

 
「ナビタイムジャパン」は、「関東自動車」「みちのりホールディングス」の3社と、スマートフォンのBluetooth信号を検知し、バス車内のリアルタイム混雑度を表示する実証実験を、2021年1月13日から宇都宮市で開始していました。
 

バス車内の混雑情報案内の概要

 

 
今回実施される実証実験の概要は、下記の通りです。
 

  • 2021年3月3日(水)~ 2021年5月31日(月)に実施
  • 案内精度等の検証を実施したうえで、正式サービスへの移行を予定
  • 混雑情報の案内対象路線は、空港連絡バス、高速乗合バスなどを除いた東急バス全路線が対象
  • 混雑情報は、「乗車率」(=「乗車人数」÷「車両の乗車定員数」)をリアルタイムで算出
  • 乗降人数はバス乗降口の赤外線センサーにより計測し、「混雑度」は、「乗車率」より、設定した3段階の閾値から表示
  • 閾値は、国土交通省が定める「公共交通機関のリアルタイム混雑情報提供システムの導入・普及に向けたガイドライン(バス編)」に準じ、当方で閾値を設定しピクトグラムで表示
  •  

    案内方法

     

     
    実証実験に基づく混雑度は、東急バス公式サイト「乗換・時刻表サービス」で案内されます。
     

    バスNAVITIME「プレミアムコース」への登録が必要

     

     
    混雑度を「バスNAVITIME」で確認するには、「プレミアムコース」への登録が必要です。
     

     

    デジタルサイネージ型 停留所接近表示器 設置停留所

     

     
    「デジタルサイネージ型 停留所接近表示器」の設置停留所は、上記画像の通りです。
     

    案内画面イメージ 液晶ディスプレイ型

     

     

    案内画面イメージ 電子ペーパー型

     

     

    バスチケット特典から、利便性の向上へシフトか

    首都圏のバス会社各社は相次ぎ、PASMO、Suica支払いでポイントやチケットを付与する特典、「バス利用特典サービス」を終了すると発表しています。
     
    終了の理由に、今回のような実証実験を通じた利便性の向上に繋がる情報提供を整備するためとしたバス会社もあります。
     
     
    Source:ナビタイムジャパン, 東急バス公式サイト「乗換・時刻表サービス」パソコン版, スマートフォン版
    (FT729)

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