iPhone用Gmailアプリ、最新版なのにアップデートを要求

Gmail App Store iPhone Mania
 
GmailのiOS用アプリが、最新版を使っていても「最新ではない」とアップデートを促す警告を表示する、奇妙な現象が発生しています。原因は、Google自身がアプリを数カ月間にわたってアップデートしていないためとみられます。

最新版アプリが「アップデートしてください」と警告

MacRumorsの読者スペンサー・デイリー氏が、最新バージョンのGmailのiOS用アプリで新規アカウントを追加しようとすると、以下の警告が表示される、とツイートしています。
 

このアプリは最新ではありません
 
このアプリを更新してください。ご利用のバージョンは、最新のセキュリティ機能が含まれておらず、安全な状態ではありません。リスクを理解している場合のみ、続行してください。

 


 
筆者が試したところ、日本語版のGmailアプリでも同様の警告が確認できました。
 

 

App Storeのプライバシーラベル回避が目的?

Googleは、同社の提供するiOS用アプリを数カ月間にわたってアップデートしていません。
 
アップデートを配信しないのは、アプリが収集するユーザーデータの開示を定めたApp Storeのプライバシーラベルを回避するためではないかとの指摘を否定するように、Googleは1月初旬にアプリのアップデートを予告し、1月末にはトラッキングIDの使用をやめると発表していますが、現在もアップデートは配信されていないままです。

Gmailアプリは昨年12月からアップデートされないまま

Gmailアプリは、2020年12月1日に公開された6.0.201115以降、アップデートされておらず、App Storeの「Appのプライバシー」には「詳細が提供されていません」と表示されます。
 

 
Google製アプリの中でも、YouTubeなど一部のアプリではプライバシーラベルが表示されますが、多くのアプリでは同様の状態が続いています。
 
 
Source:MacRumors
(hato)

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