2020年の中国スマホ市場でAppleだけがプラス成長 Huaweiも首位を維持

5G対応iPhoneの画像
 
2020年の中国のスマートフォン市場は、新型コロナウイルスの影響もあり、前年比17%のマイナス成長となりました。しかしながら、そのなかでもAppleだけは前年比プラス成長を記録しています。また、米国の制裁に苦しむHuaweiは、中国市場ではいまだ高い人気を誇り、シェアトップを維持しました。

過去3年で最悪のマイナス成長となった中国市場

2020年の中国のスマートフォン市場は、2019年と比べ、17%のマイナス成長となりました。これは過去3年で最悪の数字だそうです。
 
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響と、スマートフォンの買い替えサイクルが長期化したことが要因とみられています。
 
多くのブランドがマイナス成長になったのに対し、Appleだけは前年比5%のプラス成長を達成しました。
 

 
2020年第4四半期(10月~12月)のスマートフォンシェアにおいてもAppleは強さを見せ、前四半期比で100%の大幅な成長となっています。
 

 
この四半期における5G通信対応スマートフォンの販売台数は全体の60%以上を占め、2019年第4四半期(10月~12月)の5%から大幅に上昇しています。

いまだ首位を維持するHuawei

中国のスマートフォン市場のシェアで首位を維持したのがHuaweiです。
 
Huawei売却したHonorブランドを合わせると、2020年を通してのシェアは41%、2020年第4四半期(10月~12月)のシェアは32%と、いずれも2位以下を引き離しての首位となっています。
 
ただし、2020年9月に発効した米国の貿易制裁による部品不足のため、2020年第4四半期(10月~12月)のシェアは前年同期比-26%と大幅に落ち込みました
 
Huaweiについては、同社のハイエンドスマートフォンである「P」シリーズと「Mate」シリーズのブランドを売却するといううわさがあります。
 
 
Source:Counterpoint via Patently Apple
(ハウザー)

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