KDDI、新たな携帯電話会社を設立すると発表、新ブランド展開へ

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KDDIは10月30日、新たな仮想移動体通信事業者(MVNO)として子会社「KDDI Digital Life」を11月2日に設立すると発表しました。携帯通信サービスに関する新ブランドを今後展開する予定です。

オンライン特化の新サービスを展開

KDDI Digital Lifeではデジタルネイティブと呼ばれる若い世代のニーズに応える新ブランドを展開する計画です。
 
新ブランドでは、eSIMの活用や完全オンラインでの手続きにより、契約手続きの簡易化を進めるとともに、顧客のニーズに合わせて料金等を自由にカスタマイズできる機能を整備する計画です。
 
読売新聞によると、新ブランドでは実店舗を設置せず、コストを抑えることで安い料金プランを提供する方針の模様です。
 
また、KDDIはシンガポールの通信事業会社Circles Asiaとパートナーシップ構築で合意しており、Circles Asiaの知見を新ブランドでのサービス提供に活用するとしています。
 
KDDIグループでは、大手キャリアのau、サブブランドのUQ mobileに加え、MVNOブランドのBIGLOBEモバイル、J:COM MOBILEを既に展開しており、KDDI Digital Lifeが提供する新ブランドは、KDDIグループにとって5つ目の携帯通信サービスとなります。

値下げ競争が促される可能性

総務省は10月27日、携帯料金の値下げを目指したアクションプランを公表しており、その後UQ mobileや、Y!mobileが相次いで新料金プランを発表していました。
 
また、NTTドコモも割安な新ブランドを立ち上げる計画があると報じられており、今後KDDI Digital Lifeによる新ブランドが加わることで、携帯電話料金の値下げ競争が激化する可能性があります。
 
 
Source:KDDI via 読売新聞
(seng)

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