iPad専用OSとして今秋公開予定のiPadOSで、Safariに追加される新機能をまとめてご紹介します。数多くのキーボードショートカットなどが利用可能になります。
デスクトップ並みに進化するiPadOSのSafari
今秋公開予定のiPadOSのSafariでは、iOS13でSafariに追加される新機能に加えて、デスクトップ版に近い使い勝手が実現します。
米メディアMacRumorsが、iPadOSのSafariで追加される新機能をまとめているので、ご紹介します。
なおこれらの新機能は、開発段階のベータに基づいたもので、正式版の公開までに変更される可能性もあります。
標準でデスクトップ表示
iOS12まで、iPadでWebサイトを表示するとモバイル版が表示されていましたが、iPadOSでは標準でデスクトップ版が表示されます。
iPadの大きな画面でのWeb閲覧がより快適になります。
キーボードショートカット
iPadOSのSafariでは、Mac版Safariと同様にキーボードショートカットが利用可能になります。
これらのショートカットは、Apple製のSmart Keyboardだけでなく、サードパーティ製のBluetoothキーボードでも利用可能です。
- リーダー表示で標準のフォントサイズを使用:Command + 0
- リンクをバックグラウンドで開く:Command + タップ
- リンクを新しいウィンドウで開く:Command + Alt + タップ
- リンクを新しいタブで開く:Command + Shift + タップ
- 新規プライベートタブを開く:Command + Shift + N
- 選択中の文字列を検索する:Command + E
- 開いているページをEメールで送る:Command + I
- 表示を拡大:Command + +
- 表示を縮小:Command + –
- 実際のサイズで表示:Command + 0
- Webページを保存:Command + S
- 強調表示する項目の切り替え:Alt/Option + Tab
- スマート検索ウィンドウに移動:Command + Alt/Option + F
- リンク先をダウンロード:Alt + タップ
- リーディングリストにリンクを追加:Shift + タップ
- 選択中以外のタブをすべて閉じる:Command + Alt/Option + W
- 画面のスクロール:矢印キー
- 書式を除いて貼り付け:Command + Shift + Alt/Option + V
- ブックマークを表示:Command + Alt/Option + 1
Split Viewでもツールバーが利用可能に
iOS12までは、Split ViewでSafariを表示すると検索ウィンドウは表示されるものの、ツールバーは非表示になっていました。
iPadOSでは、Split ViewでもSafariのツールバーが表示され、ブックマークや共有ボタンなどを使うことができます。
Safariのウインドウを並べて表示可能に
iPadOSでは、1つのアプリで複数のウインドウを並べて表示可能です。
iPadOSのSafariでは、Webページ内のリンクをもうひとつのSafariウインドウにドラッグ&ドロップして、開くことができます。
iOS12までのiPadで利用できるマルチタスク機能については、過去の記事もぜひご覧ください。