Apple、ソーラーパネル設備活用で全米最大の企業に

Apple Park 2018年4月下旬


 
環境保護の取り組みに熱心なAppleですが、ソーラーパネル(太陽光発電)採用企業として全米最大であることが分かりました。トップ10にはAppleのほか、WalmartやGoogle、Amazonなどの企業が並びます。

11万世帯以上を賄える電力

NPO団体Solar Energy Industries Association(SEIA)が発表した資料によると、Appleのソーラーパネルは計393.3MW(メガワット)の発電出力を有しています。
 
一般的に1MWの太陽光発電所はサッカー場2面分の敷地面積に相当し、一般家庭約300世帯の電力を賄えるとされています。したがって、Appleが有するソーラーパネルは、およそサッカー場787面分の規模、発電出力で11万1,800世帯分に相当する計算です。
 
中でも社屋のApple Parkは、17MW出力の屋上ソーラーパネルや4MW出力のバイオガス燃料などの再生可能エネルギーで100%運用されています。
 
なお今回のランキングで、2位以下はAmazon(IT)、Target(小売)、Walmart(小売)、Switch(IT)、Google(IT)と続きます。
 

環境保護で先陣を切る企業に

スティーブ・ジョブズ氏が経営していた時代の2007年には、環境保護団体グリーンピースによって「環境問題対策で遅れを取る大手企業」の筆頭格として名指しされたこともあるAppleですが、ティム・クック最高経営責任者(CEO)へと代替わりしてからは、環境保護に力を入れて取り組んでいます。
 
太陽光発電の活用以外にも、回収したiPhoneの素材再利用、環境保全と資材調達を兼ねた森林の購入(iPhoneなどの外箱に使われている紙資源は99%がAppleの保有する森林やリサイクルによって調達されています)など、Appleの取り組みは枚挙に暇がありません。
 
 
Source:SEIA via CNBC,myclimate Japan
Photo:YouTube-Matthew Roberts
(kihachi)

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