デバイスの分解で知られるiFixitが、先日発表されたばかりの新しいMacBook Proを分解したところ、キーボードの新素材がどのようなものであるかが判明しました。
キーボードの新素材はナイロンポリマー
iFixitが新しいMacBook Proを分解したところ、今まで見たことのないタイプのキーボード下のシリコン膜が姿を表しました。
旧MacBook Proのものと比較すると、新しいMacBook Proのキーボード下の膜はより透明感が高いことがわかります。
左が2018年モデル、右が2019年モデル/iFixit
iFixitが赤外分光法と呼ばれる、測定対象の物質に赤外線を照射し、透過あるいは反射光を分光して、スペクトルから対象物の特性を調べる方法を用いると、ナイロンポリマーであることがわかりました。
ドームスイッチ構造も改善
新しいMacBook Proのドームスイッチ構造にも変化が確認されています。キーが押されたのを検知するスイッチの表面の仕上げが旧モデルと異なっており、iFixitは改善された熱処理もしくは合金、もしくは両方が使用されている可能性があると指摘しています。
左が2018年モデル、右が2019年モデル/iFixit
その他の構造上の違いは確認されていないことから、今回のアップデートが主にスペック向上のためであることが伺えます。
Source:iFixit via 9to5Mac
(lexi)