Apple StoreでiPadが爆発、有害物質発生で従業員が呼吸困難に

オランダ Apple Store
 
オランダのアムステルダムにあるApple Storeで店内のiPad(修理中なのか、展示品なのか詳細は不明)のバッテリーが爆発する事故があり、発火(爆発)後に発生した有害物質の影響で従業員3名が呼吸困難に陥り救急隊による処置を受けました。

バッテリーから有害物質流出

現地時間19日、アムステルダムのApple Storeで営業中の店内にあったiPadのバッテリーが何らかの理由で爆発しました。爆発後すぐにiPadは砂の入った容器に隔離され、店内にいた人達に火傷などの被害はありませんでした。しかし爆発後にバッテリーから漏れ出した有害物質により従業員3名が呼吸困難に陥ったと報じられています。
 


 
またこの事故により発生した有害物質が店内から除去されるまでの間、Apple Storeは閉鎖されました。大きな怪我を負った人がいなかったのが不幸中の幸いですが、改めてバッテリーの危険性を思い知らされる事故になりました。特にiPadはiPhoneに比べて大きな容量のバッテリーを搭載しており、ひとたび爆発などの事故を起こせば大きな被害が出る可能性があるだけに、原因究明は不可欠でしょう。

バッテリーはモバイルデバイスの鬼門

今回の爆発事故とは関係ありませんが、現在AppleはiPhoneのバッテリー交換プログラムを実施しています。このプログラムの影響で店内ではiPhoneのバッテリー交換作業が頻繁に行われており、このような店内での事故の防止がこれまで以上に重要になっているのは確かです。これ以上バッテリー関連のトラブルが続けば、Appleのブランドに傷がつくことになるのは確実でしょう。
 

iFixitより


 
記憶にも新しいGalaxyのバッテリー爆発騒動はGalaxyブランドの価値を大きく毀損しました。ライバルスマートフォンの躓きでiPhoneには追い風になったかもしれませんが、Galaxyに起こったような事故が起これば、iPhoneブランドも大きく傷つくことになるでしょう。その意味でもAppleはバッテリー関連の設定に神経をとがらせていると考えられます。
 
 
Source:9to5Mac
(KAZ)
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