中国ベンダーHuaweiは3日、2018年上半期に9,500万台のスマホを出荷したと発表しました。このまま成長が続けば、現在出荷台数2位のHuaweiが2019年第4四半期(10-12月)にもSamsungを追い抜き、1位となる可能性が浮上しています。
すでにAppleを超えたHuawei
調査会社 International Data Corporation(IDC)の報告によれば、2018年第2四半期(4-6月)の世界スマートフォン出荷台数において、中国ベンダーHuaweiがAppleを抜いて世界2位に躍り出たことがわかりました。
P20や、トリプルカメラ搭載のP20 Proの高需要が市場シェア拡大に貢献しているとの分析もありますが、Strategy Analyticsによると、Nova 2SやNova 3e(P20 Lite)といった中堅モデルがアジアやヨーロッパで広く受け入れられていることも大きいとのことです。
2018年は出荷台数2億台を超える?
Huaweiの役員は3日、2018年上半期に9,500万台のスマホを出荷したことを明らかにし、早ければ2019年第4四半期にスマホの出荷台数世界一になる可能性を示唆しました。
Huaweiの2018年通年のスマホ出荷台数は2億台を超える見込みであり、2017年の1億5,300万台から31%増となる計算になります。
「我々が世界2位になったことは間違いない。来年の第4四半期には1位になれる」と、Huaweiの販売ビジネスグループの最高経営責任者(CEO)のリチャート・ユー氏はコメントしています。
各国の制裁をものともしないHuawei
Huaweiのスマホは米軍基地内の携帯ショップで販売が禁止されるなど、アメリカやオーストラリアなどの国々から制裁を受けていますが、Huaweiは懸念されているような中国政府によるスパイ行為はいっさい行われていないと主張しています。
スマホだけでなく、Huaweiのウェアラブルも大きな成長を見せており、2018年上半期の出荷台数は、前年同期比で147%増となったことがわかっています。Huaweiは今年の終わりまでにすでに存在する53,000カ所の店舗に加えて、新たに10,000カ所の小売店の設置を計画しています。
Source:Gadgets 360
(lexi)