Appleの新AI部門を率いるのは元Googleエグゼクティブ


 
AppleはSiri開発グループと、機械学習プラットフォームのCore MLチームを統合し、新たなAI研究部門の創設を発表しました。新AI部門を牽引するのは、Googleで8年間にわたって機械学習、研究、検索チームを指揮したジョン・ジャンナンドレア氏です。

AppleのAI関連研究チームが統合

AppleのSiri開発グループと、Core MLチームが行っている研究に共通部分が増えてきたため、両グループが統合され一つの新しいAI研究グループへと生まれ変わることとなりました。
 
AIは今日、Apple、Google、Amazonなどの巨大テック企業にとって欠かせない技術となっており、ビジネスや製品への適用がさかんに行われています。
 
最近ではGoogleのAI会話システム「Duplex」が、実在する人間と非常にスムーズな会話を電話で交わすデモが大きな話題となりました。Duplexがすでに実用段階にあるかどうかは定かではないともいわれていますが、将来的な技術の適用可能性について想像を膨らませてくれたことは確かです。
 
ジャンナンドレア氏は今年の4月に長年勤めたGoogleを離れ、Appleに加わりました。同氏はGoogleでエグゼクティブ職に就く以前、Metaweb Technologies(Googleにより2010年に買収)と、Tellmeという企業を創業しています。
 
VentureBeatによれば、ジャンナンドレア氏はAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)に直接進捗を報告する16人のエグゼキュティブ社員の一人であるとのことです。
 
 
Source:Forbes, VentureBeat
Photo:Flickr/Tsahi Levent-Levi
(lexi)

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