Appleティム・クックCEO、今後も社会問題について発言していく姿勢

apple ティム クック
 
ビジネス誌「Fortune」が催したビジネス会議で、Appleティム・クック最高経営責任者(CEO)は、”沈黙”に陥ることなく、意見を述べるべき社会問題については積極的に発言していくと自身の立場を表明しました。

善人の沈黙だけは避けたい

AppleクックCEOの発言は常にメディアの注目を集めてきました。CEO自身もiPhoneを使い過ぎていることを明らかにしたり、最近では米トランプ政権のアメリカ=メキシコ国境での子どもたちの扱いについて「非人道的である」と厳しい意見を述べたばかりです。
 
現地時間25日に開催された「Fortune」のビジネス会議で、クックCEOは自身の発言に関して、キング牧師のスピーチに登場する有名な言葉「善人の沈黙」をあえて引用しつつ、以下のように述べました。

善人が沈黙をする、その仲間入りだけはどうしても避けたいところだ。

ビジネス会議において、クックCEOは「教育」「プライバシー権利」「環境」「人権」が自身とAppleにとって重要な問題であることを明らかにしました。
 
Appleのようなテック企業は、国外からのエンジニアの協力なしでは成り立たないため、移民問題は特にセンシティブな話題であるといわれています。
 
しかしながら、クックCEOは常にトランプ大統領の政策に反対してきたわけではありません。同氏は法人税を35%から21%に引き下げる、トランプ税制改革案には公に支持を表明し、税制変更の一部である、海外資金の還流を促す「レパトリ減税」からAppleは大きな利益を受けたとされています。
 
 
Source:Associated Press News
(lexi)

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