時刻に応じて変化!macOS Mojave「ダイナミックデスクトップ」の仕組み

Apple公式 macOS mohave
 
macOS Mojaveには、時刻に合わせて、壁紙の空や砂丘の色が変化する、「ダイナミックデスクトップ機能」が追加されています。この機能が動作する仕組みを、iDownloadBlogが解説しているのでご紹介します。

日の出から日没に合わせて変化する壁紙

世界開発者会議(WWDC 18)で発表されたmacOS Mojaveダイナミックデスクトップ機能は、米カリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがる広大なモハーベ砂漠の写真が、日の出から徐々に明るくなり、日没後に真っ暗になるといったように、時間に合わせて変化します。
 
Appleが公開しているmacOS Mojaveのプレビューページで、バーをスクロールして壁紙の明るさを変化させ、ダイナミックデスクトップ機能を試すことができます。
 

 
ダイナミックデスクトップ機能は、日没後にディスプレイから出るブルーライトを軽減するNight Shiftと同様に、Macの位置情報を利用し、日の出と日没の時間に対応します。
 
これは、一定時間ごとに壁紙を自動で切り替える以前からある機能とは異なり、季節によって日の出と日没が変化するのに対応しています。

壁紙の正体は「HEIC」形式の114MBの画像ファイル

macOS Mojaveの標準壁紙「Mojave(Dynamic)」は、iOS11とmacOS High Sierraで採用された画像フォーマット「HEIC」形式の画像ファイルで、ファイルサイズは約114MBです。
 

 
macOS Mojaveベータで用意されている他の壁紙は全てJPGの静止画ファイルで、ダイナミックデスクトップに対応した壁紙は現時点では「Mojave(Dynamic)」だけです。
 
最近Microsoftによる買収でも話題となった多くのソースコードが集まるGitHubでは、「Mojave(Dynamic)」を16枚のJPGファイルに分解した画像ファイルが公開されています。
 

 
Macのプレビューアプリで「Mojave(Dynamic)」を開いても画像は変化しませんが、macOS Mojaveでは、自然に変化する16枚の画像を、時刻に合わせて切り替えているようです。

 
iDownloadBlogによると、今後ユーザーが自分でダイナミックデスクトップ用の壁紙を作ることができるかは不明、とのことです。

 
 
Source:iDownloadBlog
(hato)

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