Intel、2018年のiPhoneモデムの70%を供給か〜2019年は100%に

intel apple
 
Appleは、iPhoneのサプライチェーンからQualcommを排除しようと努めており、今年のiPhoneでQualcomm製パーツから完全に脱却するのではないかといわれていましたが、2019年まではかかるとの新報道です。

着実に進むIntel製モデムへの切り替え

米メディアFast Companyによれば、2018年のiPhoneのLTEモデムの70%Intelにより供給される見通しです。残りの30%はロイヤルティーをめぐって争いが続いているQualcommが担うとされています。
 
Intelはこれまで14ナノメートルのチップ生産を行なったことがなく、現在生産上の問題を抱えているといわれています。しかしながら6月、7月の大量生産に向けて肯定的であると伝えられています。
 
もし、歩留まりの低さ(不良品発生率の高い状態)が改善されなければ、モデム供給は70%に満たない可能性もあるとのことです。逆に生産問題が解決されれば、70%以上Intel製モデムになることもあり得るようです。
 
以前、2018年のiPhoneのLTEモデムはすべてIntel製になるとApple製品の正確な予測で知られるKGI証券のミンチー・クオ氏が予想していましたが、Qualcomm製モデムからIntel製モデムへの切り替えは同氏の予測よりもなだらかに遂行される見込みです。
 
Intel製モデムは、3GシステムのひとつであるCDMA2000規格をサポートし、デュアルSIMだけでなく、同時に2枚のSIMを待ち受けできるデュアルスタンバイ(DSDS)が利用可能であるとのことです。
 
 
Source:Fast Company via AppleInsider
(lexi)

モバイルバージョンを終了