「iPhoneやiPadはゲーム専用機に追い付きつつある」Apple役員語る

Fortnite Battle Royale
 
iPhoneやiPadのモバイルゲーム環境は、コンソールと呼ばれる据え置き型ゲーム専用機に追いつきつつあり、ゲーム開発者にとってもiOSデバイス向けにゲームを開発するメリットは多い、とAppleの役員が語っています。

大きな転換点を迎えたモバイルゲーム環境

Appleのプロダクトマーケティング担当副社長のグレッグ・ジョズウィアック氏が、モバイルゲーム環境の進展について、米メディアTechCrunchに語っています。
 
これまで、モバイル機器は画面サイズだけでなく、処理能力やストレージ容量などの制約から、簡単な内容のゲームが中心でした。しかしジョズウィアック氏は、モバイルゲーム環境は現在、大きな転換点を迎えている、との見解を述べています。

毎年アップデートされるiOSデバイス、4〜5年周期のゲーム専用機

iPhoneやiPadといったiOSデバイスは、毎年定期的ににハードウェアとソフトウェアのアップデートが提供されるため、ここ2、3年で素晴らしいゲーム技術が実現しているそうです。
 
ゲーム専用機の4〜5年というアップデートサイクルに比べ、進化が早いモバイルゲーム環境は、すでにゲーム専用機の性能に追い付きつつあり、ゲーム専用機向けだった多くの作品がモバイル向けに移植が進んでいる、とも語っています。
 
AppleはiOS11から拡張現実(AR)技術に特に力を入れており、ARを使った多くのゲームを含むアプリを、特設ページで紹介しています

最新バージョンの普及率が高いiOSは開発者に好都合

ジョズウィアック氏は、iOSは約9割のユーザーが最新バージョンを利用しているため、開発者にとっては、Androidと比べて新型端末向けの新機能を導入しやすいという利点も強調しています。
 
なお、2018年1月時点でのiOS11のバージョン別シェアは65%ですが、2017年9月、iOS11公開直前時点で、最新版だったiOS10のシェアは89%に達していました。
 

 
また、iOS11の公開にあわせてApp Storeで「ゲーム」のカテゴリを独立させたことで、ユーザーのゲームへの関心が以前よりもさらに高まり、App Storeへのアクセス数も大きく伸びたと明かしています。

 
 
Source:TechCrunch
Photo:YouTube(Fortnite Battle Royale)
(hato)

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