こんな色に染めてみたかった!ARでは髪の色も自由に変えられる

modiface アプリ
 
ARKitのおかげで、iOS11よりiOSデバイスはAR(Augmented Reality:拡張現実)に本格対応するようになります。Apple幹部ですら「どんなものが登場するのか、想像もつかない」と話すほど、様々なアプリがすでに開発されています。化粧や染髪を試すことができる「ModiFace」もその1つです。

ディープラーニングを活用して髪を正確に認識

もし、自分の髪の色が緑やピンクだったなら?金髪や茶髪には慣れていても、ピンクの自分はなかなか想像がつかないのではないでしょうか。
 
しかし「ModiFace」を使えば、ARを通して自分の髪を自由にカラーリングすることが可能です。言うまでもなく、ユーザーの髪だけを認識して、違和感なく次々と色をシミュレーションするのには高度な技術が伴います。
 

 
「ディープラーニングにもとづいて、協働的ニューラルネットワークを利用することにより、ビデオフレーム毎に髪を特定する」とはModiFaceの弁。単に色を上から重ねるだけではなく、着色の度合いをも自動的に調整するよう設計されているそうです。

最新テクノロジーで大きく変わる美容業界

ちなみにModiFaceは、他にも様々なアプリを開発しており、以前には様々なリップをARを通して自由に試している動画が話題を呼びました。
 

 
この動画でも、やはり唇だけを正確に認識している様子が確認できます。
 
もしかすると、こうした最新テクノロジーの恩恵を最も受けるのは美容業界なのかも知れません。すでにそれを裏付けるかのように、2017年7月には、化粧品ブランド大手Estee LauderとModiFaceが協力し、Facebookのアプリ「Messenger」向けに、ユーザーに合った口紅をボットが推奨してくれるシステムを展開しています。
 

 
 
Source:9to5Mac,THE DRUM
(kihachi)

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