Apple、「iPhone8」で噂の複数特許を取得!画面埋め込み指紋センサーなど

Apple 特許
 
Appleが、「iPhone8」に搭載が噂される技術に関する複数の特許を取得したことが分かりました。

ディスプレイのベゼルを極限まで細くする特許

米国特許商標庁(USPTO)が現地時間5月16日に公開した資料で、Appleが56件の特許を同時に取得したことが分かった、とAppleの特許情報に詳しいPatently Appleが報じています。そのうち3件は、今秋発表と噂の「iPhone8」に関連がありそうです。
 
「端末の周辺部減少」と名付けられた特許は、2014年7月に申請されています。デバイスの側面までタッチスクリーンの操作可能部分を広げる技術は、「iPhone8」で噂されるフルスクリーンデザインの実現に使われそうです。
 

 
特許申請書では、ディスプレイをデバイスを包み込むように配置しても、操作不能なエリアを生じさせないための技術が説明されています。
 
ただし、図に描かれているような、ディスプレイが側面まで回り込んだデザインは「iPhone8」では採用されない、とも予測されています。

ディスプレイに指紋認証センサーを埋め込む特許

Appleは、タッチディスプレイに指紋認証センサーのTouch IDを埋め込む技術の特許を複数取得していますが、今回公開された特許は2015年1月に申請されています。
 

 
特許申請書には、ディスプレイ内部の層に、指紋センサーを埋め込む構造について記載されています。
 

 
Appleは特許申請書で、ディスプレイ埋め込み式のTouch IDは、iPhoneやiPad、MacBookに利用可能、としています。
 

 
昨年秋に発売されたMacBook ProのTouch Barに埋め込まれたTouch IDは、この特許を実用化したと考えられます。

顔認証やARに利用と噂の3Dセンサー技術特許

「深度スキャニングエンジン」と名付けられ、2013年2月に申請された特許技術は、3Dセンサーを用いた画像認識に関するものです。
 

 
2013年にAppleが買収した、3Dセンサー技術のPrimeSenseの技術を想定したと思われる特許では、図に描かれているような、複数の人物との距離を認識可能とされています。
 
「iPhone8」では、フロントカメラがデュアルカメラ化されることで3D画像認識が可能となり、精度の高い顔認証が可能になるとの予測があります。
 
また、背面のデュアルカメラが縦に配置されるのは、本体を横向きに持って使う拡張現実(AR)機能を効果的に使うためではないか、とも噂されています。

 
 
Source:Patently Apple
(hato)

 
 

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