Googleは、人工知能音声アシスタント「Google Assistant」が利用可能なスマートフォンを拡大すると現地時間2月26日に発表しました。まずは英語とドイツ語から対応し、他言語にも来年までに対応予定です。
Pixel以外でも利用可能に!英語とドイツ語以外には2018年に対応
「Google Assistant」は、Google製アプリ「Allo」やGoogle Home、Android Wearで利用可能でしたが、本体の操作まで可能なのは昨秋発表されたGoogleブランドのPixelに限られていました。
Googleは、Android 7.0 NougatとAndroid 6.0 Marshmallowを搭載した他社製スマートフォンでも「Google Assistant」が利用可能になる、と発表しています。
「Google Assistant」対応はアメリカから開始され、順次オーストラリア、カナダ、イギリスの英語ユーザーやドイツでのドイツ語ユーザーにも拡大予定です。
その他の言語については、2018年には対応予定と案内されています。
HuaweiやSamsungの端末では利用できない?
「Google Assistant」は、LGの新モデルG6などが対応しています。
一方、Androidスマートフォン大手には音声アシスタントについて独自路線を取っているベンダーもあり、全てで「Google Assistant」が利用可能とはならない可能性があります。
Huaweiの最新モデル「Mate 9」はAmazonのAlexaを搭載しています。また、Samsungは独自開発の音声アシスタントを搭載したフラッグシップモデルGalaxy S8を今春発表すると言われています。
なお、2月6日に発表されたAndroidのバージョン別シェアで、最新版のAndroid 7.0 Nougatは1.2%、Android 6.0 Marshmallowが30.7%と、合計しても3割強にとどまり、iOSは最新版のiOS10が79%を占めているのとは対照的です。
人工知能音声アシスタントの存在を世に広めたSiriは、2017年に機能が向上するとも予測されています。