サムスンGalaxy Note 7、画面の耐久性はプラスチック以下?実験動画が話題!

Galaxy Note 7 硬度 実験
 
サムスンの新製品Galaxy Note 7のスクリーンガラスの耐久性をテストした結果、簡単に傷がつくとの映像が公開され話題となっています。採用されているゴリラガラス5を製造するコーニング社は実験方法に問題があると反論しています。

サムスンの旗艦モデル、Galaxy Note 7のスクリーンガラスの硬度を測定!

発売されたばかりのサムスンのフラッグシップモデル、Galaxy Note 7のスクリーンガラスを、物質の硬度測定用の硬度計でテストした実験動画が公開されました。
 

 
硬度は1から10の範囲で表され、ひっかき傷に対する耐久性を示します。最高の硬度10はダイヤモンドの硬度にあたります。iPhoneのレンズやTouch IDのカバーにも使われているサファイアガラスの硬度は、ダイヤモンドに次ぐ9です。一般的なガラスの硬度は5から7と言われています。
 
実験の結果、コーニング社のゴリラガラス5を採用しているはずのGalaxy Note 7のスクリーンガラスは、硬度3の硬度計で傷がついています。一方、市販のガラスフィルムは硬度5で傷がつきました。
 

 
実験を公開したJerryRigEverythingは、ゴリラガラス4を採用したiPhone5sのスクリーンガラスの硬度が6.8であり、一般的なスマートフォンのスクリーンガラスの硬度は6前後であることから、Galaxy Note 7のスクリーンガラスの硬度はプラスチック以下だ、と結論付けています。
 

ガラスを製造するコーニング社が猛反論

コーニング社はAndroid Authorityのインタビューに応じて以下のように反論しています。
 

実験に使われている硬度3の硬度計は、ガラスの材料よりも柔らかい。柔らかい物質を硬い物質にこすり付ければ、柔らかい物質が付着する。
 
付着は傷とは言えないが、素人の目には傷のように見えるだろう。
 
実験で、布で拭いて付着ではなく傷だとしているが、ガラスに付着した金属物質を取り除くのは非常に難しく、傷に見えてしまうのだろう。

 
また、コーニング社は、動画にある実験は人の手で行われており、かかった力が一定でないことを指摘しているほか、同社の研究室での管理された実験でも、動画と同様の付着は発生する、と述べたうえで、ゴリラガラス5はゴリラガラス4よりも硬いはずだ、と主張しています。

落下時の耐久性を強化したゴリラガラス5はiPhone7にも採用?

ゴリラガラス5は、今年7月に発表されたばかりの新製品であり、落下時の衝撃への耐久性が強化されているのが特徴で、iPhone7への採用の可能性もあると見られています。
 

 
コーニング社は、初代モデルからiPhoneのスクリーンガラスの製造を担当しており、iPhone6sには、Appleとコーニングが共同開発したガラスを使用しています。

 
 
Source:Apple Insider, Android Authority
(hato)

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