Apple、行方不明少年の遺品iPhoneからのデータ解読に合意!

フロリダ 行方不明 少年
 
Appleは、昨年発生した海難事故で行方不明になった少年の持っていたiPhoneのデータ解読への協力に同意しました。

海難事故で行方不明になった少年の遺品iPhoneのデータ解読にAppleが合意

昨年7月、アメリカのフロリダ州沿岸でボートに乗っていた、ともに14歳のオースティン・ステファノ君とペリー・コーエン君が行方不明になり、8日間にわたる大規模な捜索が行われましたが、2人が見つかることはありませんでした。
 

 
かわりに、彼らが乗っていたボートが発見され、残されていたオースティン君のiPhoneが父親のもとに届けられました。
 
しかし遺族は、行方不明になった手掛かりを求めて、iPhoneに残されたデータを専門家に解読してもらうことを求めて起こした訴訟の証言で、Appleがデータ解読への協力を了承したことが明らかになりました。
 
なお、Appleからはコメントは得られていないとのことです。

FBIとの攻防とは異なる対応

iPhoneのデータ解読といえば、カリフォルニア州で発生した銃乱射事件の容疑者が持っていたiPhoneをめぐり、「プライバシーと国家の利益」に関するAppleとFBIの攻防が記憶に新しいところです。
 
FBIからの度重なるロック解除の要請を断固として拒否していたAppleですが、今回は柔軟な対応を見せたことになります。
 
今回、最愛の息子を奪った事故の真相を知りたいとの遺族の思いが通じたと言えるでしょう。事故の真相解明につながる有益な情報が得られることを祈ります。
 

 
 
Source:ABC News
(hato)

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