新型MacBook ProはOLED化もM5 Pro/M5 Maxを継続か

MacBook Ultra M5 Pro Max AH

2026年末〜2027年初頭に発表されると噂の新型MacBook Proは、タッチ操作対応OLEDディスプレイを採用し、M6 ProおよびM6 Maxを搭載するとみられていました。

しかし、搭載チップについては、現行モデルと同じM5 ProおよびM5 MaxになるとBloombergが報じています。

新型MacBook Proの搭載チップはM6 Pro/M6 Maxではない?

今回の情報は、Bloombergのマーク・ガーマン記者が、M6シリーズではベースチップであるM6搭載製品は発売されるものの、上位チップとなるM6 ProとM6 Maxは発売されず、2027年末までにM7シリーズへ移行する予想したことに端を発しています。

この予想を受けて、「タッチ操作対応OLEDディスプレイを採用し、M6 ProおよびM6 Maxを搭載すると噂されていたMacBook Proはどうなるのか」という疑問が、ガーマン記者のX(旧Twitter)に寄せられていました。

それに対する回答が、今回の報道内容になります。

何らかの改良を施したM5 ProおよびM5 Maxを搭載か

ガーマン記者によれば、タッチ操作対応OLEDディスプレイを採用する新型MacBook Proは、M5 ProおよびM5 Maxを搭載するとのことです。

M5 ProおよびM5 Maxを搭載する14インチ/16インチMacBook Proは現在も販売されているため、搭載チップの世代としては抜本的な変更は行われないことになります。

ただし、既存のM5 ProおよびM5 Maxをそのまま搭載するのではなく、次のような小変更が加えられる可能性はあります。

  • 高性能コアの動作周波数を現行チップよりも高める
  • 同じ3nm世代の範囲内で製造プロセスを見直し、消費電力を削減する

製造プロセスの見直しが行われるとしても、現在と同じTSMCの3nm世代にとどまると予想され、2nmプロセスへ移行する可能性は低いと考えられます。

動作周波数の引き上げや改良型3nmプロセス(例えばN3X)の採用は、製造原価の上昇につながる可能性があります。

そのため、AppleがあえてM5 ProおよびM5 Maxを継続採用するのであれば、チップ側の大きな改良よりも、ディスプレイや筐体デザインの刷新を主な変更点にする可能性が高そうです。

新デザインでの薄型化には課題も

新型MacBook Proでは、タッチ操作に対応し、Dynamic Islandを搭載すると噂のOLEDディスプレイが採用される見込みです。また、新デザインを採用し薄型化されると、ガーマン記者が以前予想していました。

OLEDディスプレイは液晶ディスプレイと異なりバックライトを必要としないため、ディスプレイユニットの薄型化には有利に働く可能性があります。

一方、キーボード、ロジックボード、バッテリー、冷却機構を収める本体(キーボードが搭載され、各種部品を内蔵する本体側)を、同じM5 ProおよびM5 Maxのままでどこまで薄型化できるかは不透明です。

M5 ProおよびM5 Maxに対応しつつ、将来搭載されると噂のM7 ProおよびM7 Maxの熱設計にも十分対応できる冷却機構を採用する必要があります。

そのため、本体の薄型化は、ディスプレイユニットほど簡単ではないでしょう。

M6 ProおよびM6 Max搭載MacBook Proでは、冷却機構としてベイパーチャンバーが採用されるとの噂もありました。

仮に新型MacBook Proでベイパーチャンバーが採用される場合、放熱性能の向上は期待できます。ただし、冷却機構の大型化や配置次第では、必ずしも薄型化に有利に働くとは限りません。

M5 Pro/M5 Max搭載で期待できる点と懸念点

新型MacBook ProがM5 ProおよびM5 Maxを搭載して2026年末〜2027年初頭に発表される場合、期待できる点と懸念点は次のように整理できます。

期待できる点

  • OLEDディスプレイの採用によるディスプレイユニットの薄型化
  • タッチ操作への対応
  • Dynamic Islandのような新しい表示領域の採用
  • 量産実績のあるM5 Pro/M5 Maxを継続採用することによる、チップ調達コストの抑制
  • 既存チップを活用することによる、初期不具合や歩留まり面のリスク低減

懸念点

  • 本体の大幅な薄型化は難しい可能性
  • M6 Pro/M6 Max世代に変更された場合のような、大幅な性能向上は見送られる可能性
  • 3nmから2nmへの移行は実現しないとみられ、消費電力削減やバッテリー駆動時間の向上は期待しにくい

Photo: Apple Hub/Facebook

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