Appleは、A18 Proを搭載するMacBook Airを開発しているのが明らかになったと昨日から話題になっています。
しかし、この予想の内容を精査するほど数年前から続く12インチMacBook後継モデルに関する噂との関連性も感じられ、来春までに発表されるとは全く思えません。
A18 Proを搭載し最安のMacBookに、カラバリは4種類
今回の噂の骨子は、下記のようなものです。
- A18 Proを搭載するMacBook Airが開発中
- 本体カラーはシルバー、ブルー、イエロー、ピンク
- 販売価格はMacモデルとして最も安くなる
A18 Proを選択する理由希薄、必要なら数年前に発売されていたのでは?
販売価格を安くするためにA18 Proを搭載するという点に、この噂の信憑性としてどうなのかと感じる疑問点1があります。
安くしたいだけなら、M2搭載MacBook Airを値下げして販売すれば良かったのではないでしょうか?何故、わざわざ実績があるMシリーズチップではなくAシリーズチップを搭載するのか、ロジックボードの新調が必要になるなど余分なコストをかける理由が希薄と感じました。
疑問点2は、4色のカラーバージョンを用意すればそれだけの販売台数が見込めるのかという点です。iPad(A16)には似たようなカラーが用意されていますが、MacBookにも似たような新市場があるでしょうか?
あるとAppleが考えているならば、A14搭載MacBook SEなり、M1搭載12インチMacBookとして随分前に市場投入されていても良かったはずです。
新型iPhone向けApple Pencilが発表との恒例ネタと同等の信憑性?
やはり、Appleは廉価版MacBookの開発やテストはしていても、市販化を前提とした真剣なものではないことから浮かんでは消えを繰り返してきた可能性が高く、今回の噂も、「そうしたネタのような話もある」程度に解釈したほうが妥当かもしれません。
信憑度は、毎年新型発売前になると必ずどこかから聞こえてくる、「新型iPhone向けApple Pencilがついに発表される!」と同程度に感じます。
Photo:Appley(@chrisrtech)/X