Samsungが米国テキサス州に建設した半導体工場において、iPhone18向けとみられるCMOSイメージセンサーの量産開始に向けた製造ライン整備が着実に進んでいると、海外メディアが報じています。
iPhone18向けCMOSイメージセンサー量産に向けた動きが具体化
Samsung製CMOSイメージセンサーをiPhone18に搭載する計画については以前から噂されていましたが、ここに来てその動きがより具体的になってきました。
現在、テキサス州の工場ではシリコンウェハ洗浄装置に関する技術者の募集が始まっており、量産開始を前提とした体制構築が進められていることがうかがえます。
2026年3月稼働開始、2027年春のiPhone18発売に向け調整
サプライチェーン関係者の情報によれば、AppleとSamsungは2025年8月に、iPhone18向けCMOSイメージセンサーの供給契約を締結したとされています。
当該イメージセンサーの製造ラインは2026年3月に稼働を開始する見通しで、iPhone18が2027年春に発売されるとの噂を踏まえると、約1年の準備期間が確保される計算になります。
この期間中にSamsungは量産試作を重ね、Appleの厳格な品質認証を取得した上で、2026年秋頃から本格的な量産に移行すると予想されます。
ソニーの独占供給体制は一部崩れる可能性
SamsungがiPhone18向けCMOSイメージセンサーを供給することになれば、長年続いてきたソニーによる独占供給体制は崩れることになります。
ただし、iPhone18 Proシリーズに搭載されると噂されている可変絞り機構対応カメラ向けイメージセンサーなど、高度な技術力が求められる高単価製品については、引き続きソニーが全数を供給するとの見方が有力です。
Appleとしては、調達リスクの分散とコスト最適化を図りつつ、最先端・高付加価値分野では従来通りソニーの技術力に依存する、という棲み分けを進めている可能性があります。
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