iPhone Foldに搭載されるヒンジのサプライヤー決定〜2社が供給

iphone 2026-2028 fold AH

2026年9月に発表されると噂の折りたたみiPhone(仮称:iPhone FoldiPhone18 Foldとの噂もあり)の基幹部品であるヒンジ(蝶番)のサプライヤーが決定したようです。

最終的に、2社がiPhone Foldに搭載されるヒンジを供給する見込みです。

台湾SZSとAmphenolの2社がヒンジを供給

iPhone Foldに搭載されるヒンジは最終的に、台湾SZS(SHIN ZU SHING, 新日興)とAmphenolの2社が供給することになったようです

SZSはラップトップPC用ヒンジの大手で、6月にはiPhone Fold用ヒンジの受注が確実視されていました。

AmphenolはMacBook Air用ヒンジを供給しており、2月にiPhone Fold用ヒンジも供給するのではないかと噂されていました。

iPhone Foldに搭載される折りたたみOLEDディスプレイをSamsung Displayが独占供給するのとは異なり、ヒンジはこれら2社が供給することになったようです。

液体金属製部品に強みを持つサプライヤーが受注すると予想されていたが

iPhone Foldの大きな特長は、折りたたみOLEDディスプレイを展開した際に折り目が見えないことになるとみられており、それを実現するための重要な部品がヒンジになる模様です。

アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone Foldに搭載されるヒンジは液体金属製で、その分野の主要サプライヤーであるDongguan Eontecが受注すると予想していましたが、試作前の検証段階で何らかの問題が生じたか、もしくはSZSおよびAmphenolのヒンジが優れていたのかもしれません。

3つ折りスマートフォンの市場規模は限定的?

折りたたみスマートフォン市場はiPhone Foldの発売で急成長すると、サプライチェーン関係者は考えています。

この市場の主流はGalaxy Z Fold7やGoogle Pixel 10 Pro Foldのような2つ折りスマートフォンになると考えられており、3つ折りスマートフォンに真新しさはあるものの、重量が増加する課題を抱えているため、市場規模は限定的なものになると予想されています。

iPhone Foldが税込30万円以上の販売価格になった場合でも、サプライチェーン関係者や市場調査会社が予想しているような販売台数を記録し、折りたたみスマートフォン市場の成長に寄与するのかが、2026年に注目される市場動向の1つとなっています。

Photo:Apple Hub/Facebook

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