【レビュー】objcts.ioのApple Watchバンド、新機構と新色を試した

objcts.io 「レザーハイブリッドバンド Dバックル for Apple Watch」レビュー
 
土屋鞄製造所傘下のブランドであるobjcts.io(オブジェクツアイオー)から、レザーバンドとスポーツバンドの「いいとこ取り」をしたハイブリッドApple Watchバンドに、DバックルタイプのApple Watchバンドが追加発売されました。また、従来のブラックに加えて3つの新色も追加されています。従来の尾錠タイプバンドとDバックルバンドの使い勝手比較や、新色の印象をレビューします。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. objcts.ioのApple WatchバンドにDバックルタイプが追加された。
2. 表面に防水レザー、裏面にスポーツバンドの素材を組み合わせたバンド。
3. 2タイプのバックルの使い勝手、3つの新色の印象をレビューする。

 

レザーハイブリッドバンドにDバックルタイプが追加

objcts.ioは、土屋鞄製造所出身のデザイナーが立ち上げた、「イノベーターの日々を 軽やかに、美しく」をキーコンセプトとするブランドで、iPhoneのMagSafe機構を活用したスマホショルダーや、防水レザー製のAirPods Proケースなどを展開しています。
 

 
以前ご紹介したApple Watch用レザーハイブリッドバンド(尾錠タイプ)に追加された、Dバックルモデルをご紹介します。
 
価格(税込)は、尾錠タイプが12,000円、Dバックルタイプが16,000円です。
 
なお、本記事には、ブランドから提供いただいたサンプルを使用しています。

パチンと簡単に固定できるDバックル

Apple Watch用レザーハイブリッドバンドは、表面に防水シュリンクレザー(牛革)、裏面にはスポーツバンドに使用されるフッ素ゴムと、2つの素材を組み合わせた構造が特徴です。
 

 
仕事などでの装着に向くエレガントなレザーバンドと、汗や変色に強く手入れが簡単なスポーツバンドのメリットが組み合わせられたバンドです。
 

 
バンドの長さは、8つ開いた穴にピンを挿して調節できます。
 

 
Apple Watch Series 5(44mmモデル)に装着してみました。
 
バックル部分を上から押すだけで、パチンと固定できます。
 

 
取り外す時は、バックル側面のボタンを押してバックルを開いて取り外します。
 

 
試しに、バックル側面のボタンを押さずにバンドを引っ張ってみましたが、Apple Watchが外れることはありませんでした。間違って外れてしまうことはなさそうです。
 

 

尾錠タイプとDバックル、どっちが良い?

普段、objcts.ioのレザーハイブリッドバンド(尾錠タイプ)を装着している筆者が、Dバックルタイプを約1カ月感装着し、尾錠タイプと装着感や使い勝手を比較してみました。
 

 

  • 着脱の簡単さ:Dバックルタイプは、金具をパチンと固定するだけで装着でき、金具のボタンを押すだけで外せる簡単さがあります。とはいえ、尾錠タイプの着脱操作もシンプルで、優劣つけがたいです。
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  • 調整のしやすさ:装着の都度、穴を選べる尾錠タイプの方が簡単です。筆者は毎回同じ穴を使っているので調整することはありませんでしたが、手首の太さが変わりやすい方には尾錠タイプが向いていると言えそうです。
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  • 装着感:手首にぴったり合うように調整できていれば、装着感に違いはありません。金具の構造上、Dバックルタイプのほうが金具部分に厚みが出ますが、机の上でのキーボード操作、ワイシャツを着る動作などに支障はありませんでした。

 

 

  • 手入れのしやすさ:objcts.ioは、ハイブリッドレザーバンドが汚れた場合、軽くブラッシングをするか、水分を含ませた布で拭き取るよう案内しています。筆者は外出から帰ると、バンドを外したApple Watch本体を水洗いして、ハイブリッドレザーバンドは水分を含ませたタオルで軽く拭いています。拭き取りは、構造がシンプルな尾錠タイプの方がしやすいと感じました。
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  • 耐久性:2023年7月から約半年ほど使用している尾錠タイプは、いつも使用する穴のまわりに跡がついています。Dバックルタイプは、着脱時にバンドを曲げる動作が発生しないため、跡が残りにくく、新品の状態が維持しやすいようです。

 

 

3つの新色を実物でチェック

objcts.ioのハイブリッドレザーバンドには、Dバックル、尾錠の両タイプとも、レビューでご紹介したブラックに加えて、2023年12月に、ホワイトベージュ、ジョリーグリーン、ラピスブルーの3色が追加され、4色のカラーバリエーションから選べるようになっています。
 

 
これらのカラーバリエーションは、同ブランドのiPhoneケースとMagSafe対応スマホショルダーと揃っているので、同色でコーディネートが可能です。
 

 
ブラック以外の3色には、軽快な印象のシルバーのステンレス製金具が組み合わされます。
 

 
手首に接する内側には、いずれもフッ素ゴムが使用されています。バンド外側と同じカラーのステッチがアクセントとなっています。
 

 
いずれも、42mm/44mm/45mm用と、38mm/40mm/41mmの2サイズが揃います。
 
筆者が使っているApple Watch Series 5(スペースグレイ)に、ハイブリッドレザーバンドの各色を合わせてみました。
 
ダーク系どうしの組み合わせとなる、スペースグレイのApple Watchとブラックのバンドは、最も相性が良い印象です。
 

 
スペースグレイのApple Watchにホワイトベージュのバンドを組み合わせると、軽やかでエレガントな印象になります。
 

 
ジョリーグリーンのバンドは、軽快なカラーとレザーの素材感の組み合わせにより、落ち着いた印象です。
 

 
鮮やかなラピスブルーのバンドは、アクティブで若々しい印象でありながら、レザーの素材感が落ち着きをもたらしています。
 

 
筆者はこれまで、ビジネスの場で装着することを想定して、無難そうなブラック系のバンドを中心に選んでいました。
 
しかし、自分の手首は意外と自分でも目に入ることが多く、普段と違うカラーのバンドをしているだけで、ちょっと気分が変わるのを感じました。休日や気分転換したい日にはいつもと違うカラーのバンドを使う楽しさに、今更ながら気付くことができました。
 
ちなみに、新色のバンドのお手入れについてobjcts.ioに尋ねたところ、明るい色はブラックと比べて、表面に傷などがつくと目立ちやすいので、拭き取る際は優しく拭くのがおすすめ、とのことです。

使うシーンは選ばない、スタイルとカラーは選べるバンド

objcts.ioのApple Watch用レザーハイブリッドバンドは、仕事の場でも使える高級感と水滴が付着してもシミにならない防水シュリンクレザーと、汗をかいても拭き取れるフッ素ゴムが組み合わせられており、仕事でも、スポーツでもシーンを選ばず使えます。
 
今回、Dバックルタイプが追加されたことで、金属製バンドと同様の装着感を好む方も選びやすくなりました。
 
また、3色の新色が追加されて、ブラックは重すぎると感じていた方や、アクセントカラーとして使いたい方の選択肢が増えています。
 
objcts.ioのApple Watch用ハイブリッドレザーバンドは、TSUCHIYA KABANの6店舗(渋谷、六本木、日本橋、梅田、名古屋、福岡)で取り扱いがあります。

 
 
参照:objcts.io
(hato)

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