AppleはApp Storeが、2022年のみで20億ドル以上の詐欺取引を防いだと発表しました。
今秋欧州では、iOS17のリリースとともに、App Store以外でのアプリのサイドローディングが認められる見通しで、その前にApp Storeの重要性を改めて強調しているとも考えられます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは、App Storeが2022年に20億ドル以上の詐欺取引を防いだと発表した。
2. 今秋欧州では、iOS17のリリースとともにアプリのサイドローディングが認められる見通し。
3. App Storeのおかげで未然に問題が防げたと主張している。
App Storeのおかげで未然に問題が防げたと主張
Appleはプレスリリースにおいて、App Storeにおける問題行為を以下のような形で未然に防いだと記しています。
- 詐欺行為を働いている可能性がある42万8,000の開発者アカウントの削除
- 1億500万の疑わしい開発アカウント申請を却下
- 2億8,200万の不正なカスタマーアカウントの閉鎖、1億9,800万の怪しげな新規アカウント申請のブロック
- 約5万7,000の不正なアプリの削除
- プライバシーを侵害する約40万のアプリの申請を却下
- 15万3,000以上のスパム、コピーキャット、虚偽的内容のアプリの申請を却下
- 文書化していない隠れ機能を持つ約2万9,000のアプリの申請を却下
- そのほか詐欺などの疑いがある約170万のアプリの申請を却下
- 約390万件の盗難クレジットカードの悪用をブロック
- 71万4,000アカウントの取引の禁止
今後も新たなアプローチやツールの開発を継続
Appleは20億ドルを超える詐欺行為を防ぐために、App Storeのレビューを含むさまざまな方法を用いていると説明しています。
Appleはこうした努力にも関わらず、網の目をすり抜けてApp Storeで配信されてしまう詐欺アプリが存在することを認めつつ、今後もユーザーを守るための新たなアプローチやツールの開発を継続すると記しています。
Source:Apple
(lunatic)