乾電池の電気だけで携帯等を充電していた男性、大量の不法投棄で逮捕

乾電池
 
NHK等は7月14日、使用済の乾電池を用水路に捨てた容疑で、福知山市の男性が逮捕されたと報じました。容疑者は、携帯電話の充電等を全て乾電池で行っており、1日に大量の乾電池を消費していた模様です。なお、上部の画像はイメージです。

乾電池の電気だけで生活?

NHKによると、京都府の福知山市に住むアルバイトの木村育夢容疑者(23歳)が廃棄物処理法違反の疑いで警察に逮捕されました。
 
7月5日に農業用水路に単3乾電池が大量に入ったペットボトルを違法に投棄した疑いがもたれています。
 
NHKは、木村容疑者の自宅は電力会社からの送電が停止されており、乾電池の電気だけで生活していた模様だと報じています。
 
毎日放送や京都新聞によると、木村容疑者は乾電池タイプの充電器で携帯電話やゲーム機の充電等を行っており、1日に40本~50本の乾電池を消費していた模様です。
 
同じ用水路では、2022年5月以降、約2,000個の使用済乾電池が不法に投棄されており、京都府警は余罪を追及しています。

電気代より高額

乾電池式の充電器は、非常災害等により停電した時でもスマートフォンを充電できる等のメリットがあります。
 
一方で、木村容疑者はゲーム機や携帯電話の充電のため1日に40本~50本の乾電池を消費していた模様です。
 
Amazonで販売されているAmazonベーシックの単3乾電池(48個)の価格は1,141円(税込)となっており、木村容疑者は1カ月で3万円以上を乾電池に費やしていた可能性があります。
 
関西電力が公表しているオール電化住宅(1人暮らし)の光熱費の目安は1カ月あたり約11,000円であり、調理や給湯をガスで行う場合は電気料金は更に安くなります。
 
木村容疑者は電気が止められていたと報じられていますが、乾電池を購入する費用で、電気代を払えた可能性がありそうです。
 
なお、木村容疑者は不法投棄を行った理由について「捨て方がわからなかった。用水路に捨てればどこかに流れると思った」と供述しています。
 
 
Source:NHK, 毎日放送, 京都新聞, Amazon, 関西電力
Photo:ぱくたそ
(seng)

モバイルバージョンを終了