AppleがiPhoneの販売価格を引き上げた影響で、中古スマートフォンの販売が急増しているとテレビ朝日が報じています。受注数は2倍近くに増加した、との販売店のコメントも紹介されています。
今後は中古市場の買取＆販売価格も上昇か
Appleは7月1日、iPhone各モデルのほか、AirPodsなどのアクセサリー類や修理代金を値上げしました。為替レートの変動に対応した価格調整とみられますが、大幅な値上げに戸惑いの声も多くあがっています。
中古スマートフォンの販売店では、販売の急増により一部モデルが品薄になっています。
じゃんぱらD-Dtyle秋葉原店の店長は、iPhoneの値上げを受けて、来客数、通信販売の受注件数が非常に多くなり、2倍近くに増えていると語っています。
テレビ朝日は、中古スマートフォンの販売がさらに増加するほか、中古市場での買取価格上昇、販売価格の値上がりが予想される、と伝えています。
増加傾向にある中古スマホ
MMD研究所が2022年5月に発表した調査結果によると、中古スマートフォンの所有率は11.6%で、2020年の6.1%からほぼ倍増しています。
2022年1月には、ソフトバンクが整備済みの中古スマートフォン販売に参入しています。なお、上記の調査で中古スマートフォンの購入先として最も多かったのは「キャリアのオンラインサイト」でした。
2021年4月に公正取引委員会が公表した調査結果では、中古端末を利用しようと思わないという回答が約8割を占めていましたが、今後は中古端末のユーザーが増える可能性もあります。
Source:テレビ朝日
(hato)