NYのApple Store、マスク非着用の客が警備員を刺して逃走

Apple Store 14th Street
 
米メディアは現地時間10月9日、ニューヨーク市内にあるApple Storeにおいて、マスクを着けていない客を注意した警備員が刺される事件が起きたと報じました。

マスク非着用を注意した警備員が刺される

米メディアNBCによると、現地時間10月8日(金)午後6時過ぎ、マンハッタン中心部のApple Store 14th Street店において、マスクを着用せずに入店した客を警備員が注意したところ、客からナイフで刺されて重傷を負う事件が発生しました。
 
米国の一部のApple Storeでは、入店時のマスク着用が義務づけられており、事件が起きた14th Street店の公式Webページにおいても「マスクが必要」と明記されています。
 
警備員は左腕や額を刺されて命にかかわる重傷を負い、病院に救急搬送されました。その後、一命をとりとめ、容態は安定したと報じられています。
 
ニューヨーク市警は、通報を受けて現地時間午後6時20分頃に現場に急行しましたが、既に犯人は地下鉄の駅付近に逃亡しており、現在も逃走中です。

Apple Storeは臨時閉店

事件の発生を受け、Apple Storeは通常の閉店時間より2時間30分ほど早く閉店し、地元警察が現場で証拠品等の捜査を行いました。
 
10月8日の深夜には、清掃業者が店内に残った血痕の清掃を実施した模様です。
 
米国のApple Storeでは、Apple製品を狙った窃盗事件が以前から発生していますが、マスク着用をめぐって警備員が刺された今回の事件は、コロナ禍ゆえの悲劇と言えそうです。
 
 
Source:NBC
Photo:Apple
(seng)

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