ソフトバンクは9月24日、端末購入補助プログラム「トクするサポート+」について、最大24回分の機種代金の支払いが不要になる特典を利用するための条件となっている、同社からの端末購入の条件を撤廃すると発表しました。9月24日以降の利用者から適用されます。
「25カ月目の買い替え」条件を撤廃
ソフトバンクは9月24日、「トクするサポート+」をリニューアルし、新たなサービスを提供すると発表しました。提供開始日などの詳細は、10月中旬以降に発表される予定です。
現在の「トクするサポート+」は、iPhoneやiPadなどを48回の分割払い契約で購入し、25カ月目に新しい機種をソフトバンクから購入し旧機種を返却することで最大24回分の支払いが免除されて実質負担額を減らせる、2020年3月に提供が開始された購入サポートプログラムです。
今後は「ソフトバンクでの端末買い替え」という条件が撤廃され、機種を買い替えなくても最大半額の支払い免除の特典が受けられるようになります。
9月24日以降の「トクするサポート+」利用者にも適用
ソフトバンクは、新サービスの提供開始前であっても、iPhone13シリーズの発売日である9月24日(金)以降に「トクするサポート+」に加入した利用者は、リニューアルした新サービスを遡って適用する、と発表しています。
該当する利用者には、個別に連絡する予定とのことです。
6月に公取委が問題点を指摘
公正取引委員会は6月に公開した報告書で、携帯キャリア各社の端末購入サポートプログラムについて、端末の再購入を残債免除の条件とすることは利用者の乗り換えを阻害する要因となるおそれがあり、独占禁止法上の問題となる可能性があると指摘していました。
なお、2019年10月の改正電気通信事業法施行により、携帯キャリアが指定した通信料金プラン契約を条件とした端末購入サポートの提供は禁止されています。
Source:ソフトバンク
Photo:ソフトバンク
(hato)