Apple、アプリによるアクティビティ追跡を解説する動画を公開

プライバシー | アプリのトラッキングの透明性
 
Appleは、iOS14.5の公開にあわせてアプリのトラッキングについて解説する動画を公開しました。自身に関するデータの扱われ方について、ユーザーに選択肢を提示していることが説明されています。

アプリのトラッキングの透明性

Apple Japanは、公式YouTubeチャンネルで「プライバシー | アプリのトラッキングの透明性」を公開しました。
 
アプリを開くと表示される「(アプリ名)が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティを追跡することを許可しますか?」という質問の意味について解説した、約2分間の動画です。
 

 
動画には、以下の説明文が添えられています。
 

アプリのトラッキングの透明性。それは、あなたのデータを、あなた自身がコントロールできる新しい機能です。アプリが他社のアプリやウェブサイトを横断して、あなたの行動を追跡する場合に、確認のメッセージを表示。許可するかどうかは、あなたが決められます。

 

ユーザーに選択肢を提示

アプリがユーザーの行動に関する情報を収集することで、関心のある広告が表示されやすくなったり、近所のお店からクーポンが届くといった効果があります。
 

一方で、一部のアプリがユーザーの知らないうちに、ユーザーに関する多くの情報を収集し、外部に販売してユーザーを商品のように扱う事例も存在します。ユーザーに対し、自分のデータがどう取り扱われるかについて、選択肢を提示するのがこの質問です。
 

 
アクティビティの追跡の許可は、Appleが4月27日未明に公開したiOS14.5から、全てのアプリに義務付けられていることから、今後、表示される機会が増えることが見込まれます。

設定は後から変更可能

一度「許可」または「トラッキングしないように要求」を選択しても、「設定」アプリからアプリごと、もしくは一括での変更が可能です
 

 
動画はこちらでご覧ください。
 

 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はTwitterで、ユーザーが選択権を持つことを尊重したい、と同社の方針を説明しています。
 


 
 
Source:Apple Japan/YouTube
(hato)

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