iPhone12のベースモデルは5G ミリ波(mmWave)に対応しない?

iPhone12 purple
 
iPhone12のベースモデル(5.4インチおよび6.1インチデュアルカメラモデル)は5G ミリ波(mmWave)に対応しないとの予想を、FRONT PAGE TECHのYouTubeチャンネルで、ジョン・プロッサー氏が伝えました。

コストの問題でミリ波(mmWave)対応せず


 
プロッサー氏は、iPhone12のベースモデル(5.4インチおよび6.1インチデュアルカメラモデル)が5G ミリ波(mmWave)に対応しない理由として、製造コストをあげています。
 
iPhone12シリーズで最廉価モデルながらも有機EL(OLED)ディスプレイを搭載すると噂されるiPhone12 mini(仮称)の販売価格は、液晶ディスプレイを搭載するiPhone11と同じと、プロッサー氏は予想しています。
 
プロッサー氏は、(製造コストの増加を抑え)販売価格を維持できる理由の1つは、5Gの対応をサブ6GHzのみにとどめるからだと伝えています。
 

iPhone12 Proは2種類に対応と予想


 
サブ6GHzのみの対応と予想するiPhone12のベースモデルに対し、iPhone12 Proシリーズの2モデルは、ミリ波とサブ6GHzに対応するとプロッサー氏は予想しています。
 
5Gでは、ミリ波とサブ6GHzの2種類の電波が併用されており、ミリ波は、超高速な通信速度を実現可能ですが、電波の届く範囲が狭く障害物に弱い、対してサブ6GHzは、LTE通信と同じように電波が届きやすいものの、通信速度の大きな向上は見込めないという、それぞれの特徴があります。

有機EL(OLED)パネル供給元増加の効果も

iPhone12シリーズでは、ベースモデルにも有機EL(OLED)ディスプレイを採用しつつ、販売価格を維持できる理由としてプロッサー氏は、5G対応の違いに加え、新たにBOEからも供給を受けることで、同ディスプレイの主要部品である有機EL(OLED)パネルの購入価格が下がることもあげています。
 
同氏によれば、「Samsungからの、iPhone11 Pro用有機EL(OLED)パネルの購入価格は、およそ1枚70ドル(約7,600円)と高価だ」とのことです。
 
動画はこちらからご確認下さい。
 

 
 
Source:FRONT PAGE TECH/YouTube
Photo:EverythingApplePro/YouTube
(FT729)

モバイルバージョンを終了