2019年7月〜9月のiPad出荷台数、前年同期比で4%増


 
2019年第3四半期(7月〜9月)におけるAppleのiPadの出荷台数が、前年同期比で4%増となったことがわかりました。9月に発売された第7世代iPadが貢献しているようです。

iPadの市場シェアがさらに拡大

調査会社Strategy Analyticsの最新調査報告書によれば、2019年第3四半期における世界全体でのiPadの出荷台数は1,010万台で、前年同期と比べると4%増となりました。市場シェアも2018年第3四半期の24.4%から、26.5%へと拡大しています。
 
Strategy Analyticsコネクテッド・コンピューティング部門ディレクターのエリック・スミス氏は、第6世代と同価格ながら、画面サイズがやや大きくSmart Keyboardにも対応する第7世代iPadと、高性能・高価格なiPad Proの組み合わせがiPadの販売台数を伸ばした、と分析しています。
 
Appleが現地時間10月30日に発表した同社2019年第4四半期(7月〜9月)業績によれば、iPadの売上高は前年同期比17%増です。つまり出荷台数は4%しか増えていないにも関わらず、売上金額は17%も増えていることになります。
 

Amazon、タブレット市場で2位に

その他のベンダーで伸びが顕著なのはAmazonです。同社の2019年第3四半期タブレット出荷台数は530万台で、前年同期から141%も増加しました。これは7月のプライムデーに、同社のタブレットが驚異的な売上を記録したためです。Amazonはこれにより、世界タブレット市場でAppleに次ぐ2位の座を獲得しています。
 
なおHuaweiは、米中貿易摩擦の影響で、中国市場以外での出荷が制限されたために、出荷台数は18%減となりました。Strategy Analyticsは、Lenovoのシェアが8%増となったのは、欧州市場で売上が落ちたHuaweiのシェアを得たためと分析しています。

 
 
Source:Strategy Analytics
(lunatic)

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