【修正】Androidのアンチウイルスアプリの3分の2はほとんど役に立たないことが判明


 Google Playに掲載されている250個のAndroidアンチウイルスアプリを実際に2,000個のマルウェアに対して使用したところ、68%については検出率が30%に達していないことがアンチウイルスのテスト研究を行うオーストリア企業AV-Comparativesの調査で明らかになりました。

2,000個のマルウェアすべてをカバーしていたアプリは23個

存在が確認されているAndroidの2,000個のマルウェアすべてに対応していたアンチウイルスアプリは23個であったことがわかっています。また、3分の2以上のアプリは30%のマルウェア対応の最低保護ラインもクリアしておらず、ほとんど役に立たないことが判明しました。
 
「これらのアプリの主な目的は、開発者に容易(たやす)い収益をもたらすことで、ユーザーの保護ではない」と、AV-Comparativesは報告しています。

実際に役に立つアンチウイルスアプリとは?

Androidのアンチウイルスアプリで実際に役に立つものはどのようなものなのでしょうか?
 
2,000個のマルウェアすべてをカバーしていた対応率100%のアプリは、「Bitdefender Mobile Security & Antivirus」「ノートン モバイルセキュリティ」「Avast – スマホセキュリティ」「dfndrセキュリティ」などです。また、「無料 セキュリティ & ウイルス 対策 | Lookout」は99.6%のマルウェアに対応していました。
 

Bitdefender Mobile Security & Antivirus


 

dfndrセキュリティ:アンチウイルス、アンチハッキング、クリーナー


 
Googleの「Google Play プロテクト」はわずか69%のマルウェアしかカバーしておらず、あまり有用ではないこともわかっています。
 
【追記】
コメント欄のご指摘のとおり、数字などに大きな間違い・誤訳があったため、修正いたしました。以降このようなことのないよう、注意いたします(編集部)

 
 
Source:AV-Comparatives via Tom’s Guide
Photo:Uncalno Tekno/Flickr
(lexi)

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