Spotify、Appleを「独裁者」と非難

Apple Spotify
 
Spotifyが、Appleを「独裁者」と非難しています。Spotifyは、Appleを独占禁止法違反で欧州委員会に提訴しており、Appleはこれに反論する声明を発表したばかりです。

Spotifyの「独占禁止法違反」との主張にAppleが反論

音楽配信サービス最大手のSpotifyは現地時間3月13日、AppleがApp Store経由で支払われるSpotify利用料金の一部を徴収することや、アプリのアップデートを不当に阻止するのは独占禁止法違反だ、として欧州委員会に提訴したことを発表しました。
 
これに対してAppleは現地時間3月14日、公式Webサイトで声明を発表し、Spotifyの主張に反論しています
 
「Spotifyを不当に扱ったことは一切ない」「Appleが、App Storeで無料配布されたアプリのユーザーから、課金システム経由で徴収した料金をすべて自分のものにしようとしているという主張は、誤解を招く表現で不適切だ」というのがAppleの主張です。
 
この声明は、日本語訳も公開されています。
 

 

Appleの反論にSpotifyが反応

Spotifyは現地時間3月15日、Appleの反論についてコメントを発表し、Appleを「独裁者」と呼んで非難しています。
 

すべての独裁者は、自分たちは何も間違ったことはしておらず、競争相手や顧客を第一に考えていると主張するものだ。Appleの反論は、これまでと同じで、まったく予想の範囲内だ。

 
Spotifyは2018年末時点で9,600万人と、Apple Music(2018年12月時点で5,600万人)の2倍近い有料会員数を持ち、音楽ストリーミングサービスでトップシェアを誇ります。
 
両社による争いの行方は、今後も注目を集めることとなりそうです。
 
 
Source:Variety, AppleInsider
(hato)

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