Samsung、カメラをディスプレイ下に埋め込んだスマホの開発に意欲


 
スマートフォンメーカーによる、全面ディスプレイへの飽くなき追求は留まるところを知りません。Samsungが新たに「カメラの穴がないパネル」に向けて開発を進めていることが分かりました。

すぐに登場するわけではないが

「カメラの穴がないパネル」とは、スクリーンの下にインカメラが埋め込まれることを意味します。
 
SamsungのMobile Communication R&D Group Displayを統括するヤン・ビョンドク副社長が語ったところによると、同社の最終的な目標はスクリーンにすべてのセンサーを埋め込んだスマートフォンを生み出すことなのだそうです。
 
ヤン氏は「次の1~2年で可能になるというわけではない」と前置きしながらも、「カメラの機能に一切の影響を与えることなしに、カメラの穴を不可視にするところまで持っていく」技術に期待を滲ませています。
 
この他にも同氏は、先日も噂になった「スピーカーの代わりにスクリーンを振動板のように用いる」技術についても開発を検討していると述べています。

次々と革新的なスマートフォンが登場

Samsungが昨年12月に発表した「Infinity-O」パネルは、他メーカーのスマートフォン・ディスプレイのようにノッチが存在せず、インカメラ向けレンズの穴以外がすべてディスプレイとなっているのが特長です。
 
このパネルは、すでに発売されているミッドレンジモデルのGalaxy A8sに搭載されているほか、フラッグシップモデルであるGalaxy S10+にも“穴2つバージョン”で実装されています。
 
折りたたみが可能なパネル「Infinity Flex」を採用したGalaxy Foldの登場といい、こうした画期的な技術が次々と世に登場することによって、スマートフォンの形状は数年後に様変わりしていそうです。
 
 
Source:YONHAP NEWS via GSMArena
(kihachi)

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