Apple Watchの使い方、「電話に出ない」が「電話に出る」を大きく上回る

Apple Watch Series 4


 
Apple Watchユーザーがよく使う機能を調査した結果によると「Apple Watchで電話に出る」よりも「Apple Watchで着信を知っても、電話には出ない」が大幅に上回っていることが分かりました。

「電話に出ない」が約80%、「電話に出る」は約50%

Apple Watchユーザーに、週に1度以上使う機能を尋ねた結果を調査会社Creative Strategiesのアナリスト、ベン・バジャリン氏が公開しました。
 
用途のトップは「メッセージの確認」で、バッグやポケットからiPhoneを取り出さなくてもApple Watchでメッセージを確認できるメリットを多くのユーザーが感じていることが分かります。
 

 
興味深いのは2位の、「電話の着信に出ない」です。約80%のユーザーがApple Watchで着信を知った電話に出ずに切る使い方をしています。
 
なお、「Apple Watchで電話に出る」は10位で、該当するユーザーは50%程度にとどまっています。

上位にはヘルスケア関係の用途が並ぶ

上位にはこのほか「アクティビティの詳細を確認」「ワークアウトを確認」「心拍数を確認」といった、ヘルスケア関係の使い方が並んでいるほか、「メール通知を確認」「リマインダのセット」など日常生活を便利にする使い方も並んでいます。
 
なおバジャリン氏は「時刻を確認する」は明らかに100%になるので対象から除外した、と説明しています。
 


 

Apple Watchを持つとiPhoneに無頓着になる?

また、40%強のユーザーが「Apple Watchを使ってiPhoneを探す」を挙げ、13位にランクインしていることについて、Twitterでは「そんなに頻繁にiPhoneが行方不明になるのか?」「Apple Watchを持つとiPhoneに無頓着になるのかもしれない」などと話題になっています。
 


 
米メディアCult of Macは、Apple Watchはまだ発展途上分野の製品であるため、予想外の使い方がされるのも頷ける、とコメントしています。
 
なお、初代Apple Watch発売から約半年後の2015年の11月に発表された、Apple Watchユーザーの利用状況を分析した調査結果では、頻度の高い使い方は「時計を見る」と「通知を見る」に集中していたのと比べると、今回の調査結果ではApple Watchの用途が多様化していると言えそうです。

性能アップを果たしたApple Watch Series 4

9月に発売されたApple Watch Series 4は、従来モデルよりも高速処理が可能となっており、大画面化したことで表示できる情報量が増えたほか、転倒した際には緊急通報する機能なども追加されています。
 
watchOS 5ではメッセージに含まれたリンクから、Apple Watch単体でWebページを開いて閲覧することも可能になっています。

 
 
Source:Ben Bajarin/Twitter via Cult of Mac
(hato)

モバイルバージョンを終了