「Evernoteプレミアム」の料金が40%割引中!背後には経営危機の噂も

Evernote プレスキット
 
人気メモアプリのEvernoteが、有料プラン「Evernoteプレミアム」の料金を、通常の年間5,200円から40%オフの3,120円に値引きしています。重役が続々退社するEvernoteには、経営危機説も持ち上がっています。

「Evernote プレミアム」が40%オフに

Evernoteには、無料の「ベーシック」、個人向け有料プラン「プレミアム」、法人向けの「Business」の3タイプのプランがあります。
 
「プレミアム」は、月刊アップロード容量が10GBで、ノートのオフライン機能、Office文書やPDFの内容まで検索できる機能、名刺スキャン機能などが利用できます。
 

 
Evernoteは現在「期間限定キャンペーン」として、「Evernoteプレミアム」の料金を通常の5,200円から40%引きとなる3,120円に、大幅値引きしています。

サービス開始10周年、重役が続々退職「死のスパイラル」

現地時間2008年6月24日に正式サービスを開始したEvernoteは、今年でサービス10周年を迎えました
 

 
しかし、Evernoteの最高技術責任者(CTO)、最高財務責任者(CFO)、最高プライバシー責任者(CPO)、人事責任者といった重役たちが8月に相次いで同社を去っているほか、自社株を安く売却して12億ドル(約1,300億円)の資金調達を行う計画がある、と米メディアTechCrunchが報じています。
 
TechCrunchの情報源となった匿名の人物は、「Evernoteは最近6年間、有料会員数が伸びず、企業による採用も停滞している」として、現在の状況を「Evernoteは死のスパイラルの中にある」と語っています。
 
EvernoteはTechCrunchの取材に対し、役員たちの退社を認めていますが、その理由など詳細は明かしておらず、資金集めについてはコメントしていません。

世界に2億人以上のユーザーを持つEvernote

まだ「クラウドにメモを大量に保存する」という概念があまり一般的でなかった10年前にサービスを開始したEvernoteは、現在も世界に2億2,500万人のユーザーを持っています。
 
現在も愛用者の多いEvernoteの経営が再び安定するのか、ユーザーの注目が集まりそうです。
 

 
 
Source:TechCrunch, The Verge, Evernote
(hato)

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