Appleの次に1兆ドルを超えるのはどの企業?

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現地時間の8月2日にAppleは株式時価総額1兆ドル(約110兆円)を突破しましたが、その次に1兆ドルの壁を超えるのはどの企業になるのかに注目が集まっています。Amazon、Microsoft、Alphabet(Googleの親会社)がリストに上がっています。

Appleが米国企業で初めて1兆ドルを突破

Appleの予想以上に好調だった2018年第3四半期(4-6月)の業績発表を受け、Apple株は1株あたり200ドルを初めて上回り、時価総額1兆ドルまで秒読みといわれていましたが、8月2日に207.04ドルを超え、Appleは米企業初の1兆ドル企業となりました
 
Apple株は過去12カ月間で34%上昇しており、株式時価総額は現在1兆50億ドル(約111兆8,200億円)となっています。

急速に追い上げるAmazon

Apple株の成長度は、他のS&P 500(時価総額の大きい主要500社)の14%に比べて高いものとなっていますが、Amazon株は85%上昇しており、破竹の勢いでAppleを追いかけています。Amazonは現在米国で2番目に大きな上場企業であり、株式時価総額は8,890億ドル(約98兆9,100億円)となっています。
 
Amazonの次につけているのは、AlphabetとMicrosoftで、株式時価総額はそれぞれ8,560億ドル(約95兆2,400億円)と、8,300億ドル(約92兆3,500億円)となっています。
 
Alphabet株は過去12カ月で32%の成長を見せており、2018年に入ってから18%上昇しています。

クラウドコンピューティングで成長するAmazon

Apple、Amazon、Alphabet、Microsoft、Facebookの米国企業トップ5社は、S&P 500の実に15%を占めるに至っています。
 
Synovus Trustのポートフォリオ・マネージャーのダン・モーガン氏によれば、Amazonは特にクラウドコンピューティングで利益を上げているとのことです。クラウドコンピューティング産業は2018年4月〜6月で42%成長しており、Amazonの営業利益のほとんどをもたらしているとされています。
 
「(Amazon、Alphabet、Microsoftの)3つの企業のうち、次に1兆ドル企業になるのはAmazonだろう」と、モーガン氏はコメントしています。
 
 
Source:Reuters
Photo:William Hook/Flickr
(lexi)

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