Appleのサービス、浸透率にかなりのばらつきがあることが判明


 
iCloudストレージ、AppleCare、Apple Musicなど、Appleはさまざまなサービスを提供していますが、その浸透率にはかなりのばらつきがあることがわかりました。

3種類のサービスを分析

Appleにおいては、ハードウェア事業の伸びが緩やかになるのに伴い、サービス事業の重要性が高まっています。Appleは同社製品を所有する顧客に向けてさまざまなサービスを売り込もうとしていますが、浸透率にはばらつきがある、と調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)は述べています。
 
CIRPは、Appleの1-3月期の業績をサービス分野、なかでもiCloudストレージ、AppleCare、音楽サービス(iTunesとApple Music)に絞って分析するとともに、ユーザーを対象としたアンケート調査を行いました。調査はアメリカ在住の2,000人のiPhone、iPad、Macユーザーを対象に、2017年4月〜2018年3月にかけて実施しています。

浸透率の高いiCloud

サービスの浸透率(2017年4月〜2018年3月)


 
iCloudの有料ユーザーはAppleの顧客全体の43%と、高い浸透率を達成していることが判明しました。AppleのOSと緊密に結びついており、Appleデバイスを所有するユーザーにとって使いやすいためでしょう。
 
昨年のICT総研の調べでも、日本におけるクラウドストレージサービス別の利用者数は、1位がAppleのiCloud Drive、2位がDropbox、そして3位がGoogleのGoogle Driveとなっています。

AppleCare購入者は5%未満

一方iPhoneおよびiPadユーザーのうち、AppleCareを購入しているのは5%未満でした。
 
延長保証の売上は、ユーザーが製品をどこで購入するかに大きく左右されます。Apple StoreではAppleCareしか販売されていませんが、その他の小売店はAppleCareに加え独自の延長保証も取り扱っています。Apple StoreにおけるiPhoneとiPad売上が売上全体に占める比率が低いのも、AppleCareの浸透率が低い理由のひとつと考えられます。

Apple MusicとSpotify Premiumはほぼ同じ浸透率

iPhone購入者における音楽サービスの利用率(2018年1-3月)


 
Appleの音楽サービスの浸透率はiCloudとAppleCareの中間で、iPhoneユーザーのうちiTunesで購入したユーザーは25%、Apple Musicの有料サブスクリプション加入者は16%でした。
 
Apple Musicの有料利用者の比率は、Spotifyの有料サブスクリプションサービスSpotify Premium加入者の比率とほぼ同じとなっています。Pandora、Spotifyの利用比率が高いのは、両者が無料サービスのためです。

 
 
Source:CIRP
(lunatic)