AirPodsのケースでiPhoneのワイヤレス充電が可能に?ありえないとの意見も

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Nikkei Asian Reviewは26日、近い将来AirPodsのケースiPhoneのワイヤレス充電ができるようになると報じました。新しい充電システムを搭載したAirPodsケースが今年の終わりにも発売されるとのことですが、他メディアからは「ありえない」との声も聞かれます。

ジョナサン・アイブ氏が思い描く「真にワイヤレスな未来」がくるのか?

iPhoneのワイヤレス充電ができるAirPodsケースの発売は、早くて今年の終わりになると、関係者は述べているとのことですが、スケジュールが変更される可能性もあるようです。新製品の発売により、Appleの最高デザイン責任者、ジョナサン・アイブ氏が「真にワイヤレスな未来」と呼んだ状況に一歩近づくことになると、Nikkei Asian Reviewは大きな期待を寄せています。
 
2016年に発売されたAirPodsは、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が「飛ぶように売れている」と表現するほど、売上が好調でした。公式な数字は明らかになっていませんが、AirPodsの今年の販売台数は2,800万台にも上ると予測されています。AirPodsなどのアクセサリは、Appleにとって重要な収入源となっており、その他の製品カテゴリーの2017年の売上は129億ドル(約1兆4,000億円)に達しています。

一部メディアからは「ありえない」との声も

Nikkei Asian Reviewの「AirPodsケースでiPhoneのワイヤレス充電ができるようになる」との報道を受け、米メディアAppleInsiderは「考えられない」との意見を述べています。
 
AirPodsケースによるiPhoneのワイヤレス充電は、現在のQiワイヤレス規格では実装できないことが1つ目の理由とされています。
 
次に、バッテリー容量の違いが挙げられるとのことです。AirPodsケースのバッテリー容量は398mAhしかありませんが、ローエンドのiPhone SEでも1,624mAhのバッテリーが搭載されています。フル充電されたAirpodsケースでも、8分の1ほどまでしかiPhoneを充電することができないと推測されます。
 
AirPodsといえば、2019年にハイエンド仕様モデルが発売されると先日報じられたばかりです。今回の報道の真偽は別として、AirPodsの今後の発展に期待が高まっているのは確かなようです。
 
 
Source:Nikkei Asian Review via AppleInsider
(lexi)

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