Apple、元NASAの職員を自動運転車プロジェクトに採用

自動運転車
 
Appleは、自動運転車プロジェクトにジャイミ・ウェイドー氏を雇い入れたことがわかりました。Googleの親会社、Alphabetの自動運転車企業Waymoでシニアエンジニアを務め、米国航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所に在籍した人物です。

NASAでエンジニアを務めた安全確認のエキスパート

テック業界に焦点を当てたメディアThe Informationによれば、ウェイドー氏はWaymo時代、試作品の安全確認の責任を担っており、米アリゾナ州フェニックスでの公共道路での実験をいつ始められるかを助言したとされています。またNASAのジェット推進研究所でエンジニアを10年以上務め、火星探査機の開発に関わったことで知られています。

雇い入れた理由は謎のまま

Appleが自動運転車プロジェクトにウェイドー氏を雇い入れた理由は不明ですが、Uberの自動運転車が起こした死傷事件や、Teslaの半自動運転車による事故など、自動運転車の安全が大きな関心事となっているのは事実です。Appleはテスト走行車の台数を順調に増やしており、質的管理により多くの人材を必要としているのかもしれません。
 
Appleの自動運転車プロジェクトの進展具合はいまだはっきりしていませんが、”Project Titan”のコードネームの元、独自の電気自動車のデザインを行なっていることが明らかになっています。しかしながら、Appleの自動運転車プロジェクトは、ハードウェアの開発というよりもプラットフォームの運営レベルへと移行していくと、米メディアAppleInsiderは推測しています。
 
Appleは最近、自動運転車の開発で独フォルクスワーゲンと提携したことが報じられています。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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